このブログは、働くことや仕事をすることを絶対視しないというスタンスだが、これについて、以前ご意見をいただいたことがある。それは「生きている以上は、働いて社会貢献をするのが当然だ」というものだ。 この意見には、「働くこと=社会貢献」であるという前提がある。ニートや生活保護受給者を蔑んでいる人の根底にあるのも、この「働くこと=社会貢献」という思想ではないかと思う。今日は、この「働くこと=社会貢献」が本当か、ということについて考えてみたい。 これは、ある意味では本当である。どんな企業でどんな仕事をしていたとしても、働いて、給料をもらうようになれば、その分税金や年金を収めることになる。また、企業は得た利益の一部を法人税として国や地方自治体に払っている。そういう意味では、どんな職種であったとして、一切社会貢献になっていないということはない。働いて給料をもらえば、社会に貢献する側面があるというのは間違