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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (4)

  • 医学部で人生初の解剖、人体が教科書通りでないことにほっとした気持ちになった

    <医者になるとは、どういうことなのか。医学生はどんな経験をし、何を思い、一人前の医者になっていくのか。医師・ノンフィクション作家として活躍する松永正訓氏が、千葉大学医学部で受けた解剖実習を振り返る> 小児外科医として医師の道を歩み、現在は開業医とノンフィクション作家という二足の草鞋を履く松永正訓氏。 コロナ禍の今、改めて「医者という仕事は悪くない」との思いを強くしているという松永氏が、初のエッセイを書き下ろした。未来の医療を担ってくれるかもしれない若い人たちや、その保護者に、自身の経験をシェアし、参考にしてもらえたら――。 『どんじり医』(CCCメディアハウス)は、笑いあり、涙あり。一人の医師の青春譚だ。その一部を2回にわたって抜粋する。今回は第2回。千葉大学医学部で松永氏が受けた解剖実習の様子を活写している。 ※抜粋第1回:平凡な文学青年だったが、頑張れば、ちゃんと医者になれた──「ヒド

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  • 日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう

    <日は「かつて豊かだった」のではなく、もともと貧しかったのだ。事実、日の労働生産性の順位はこの50年間ほとんど変わっていない。昔から傑出した技術大国であったという自らの「勘違い」に向き合わねば、日経済はトンネルを抜けることはできない> 「日AI後進国」「衰退産業にしがみついている」「戦略は先輩が作ったものの焼き直しばかり」。ソフトバンクグループの孫正義社長による手厳しい発言が話題となっている。多くの人が薄々、感じている内容ではあるが、公の場では慎重に言葉を選んできた孫氏の性格を考えると、一連の発言は異例であり、事態が深刻であることをうかがわせる。 実際、日は多くの面で先進国から脱落しており、ここから再度、上位を目指すのはかなり難しい状況にある。私たちには、日はもはや後進国になったことを認める勇気が必要かもしれない。 数字で見ると今の日は惨憺たる状況 このところ日社会が急速

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  • ADHDに「倫理に反する。費用もかかる」救世主が現れた?

    アメリカだけで1600万人の患者がいるADHD。臨床効果の確認や安全性の確立などの問題は残るが、経頭蓋磁気刺激(TMS)という治療法に期待が高まっている> イスラエル中部のシャハムで過ごした高校時代は学校が嫌いだったと、メイタル・ゲッタは言う。気が散って授業に身が入らなかった。「努力が足りないと、先生に言われた。私、努力はしてたのに」 23歳でADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断された彼女は、中枢神経興奮剤リタリンを処方された。症状は改善したが、服薬には抵抗を感じた。「薬に頼るのは嫌だった」 そこで2015年に、ベングリオン大学の臨床試験に参加した。医師は電磁石の付いた帽子をゲッタの頭にかぶせ、強力なパルスを送って脳の奥に弱い電流を発生させた。経頭蓋磁気刺激(TMS)と呼ばれるこの治療は従来の電気ショック療法と違い、麻酔をかけずに施術する。ゲッタの場合、1回30分、週5回の治療を3週間

    ADHDに「倫理に反する。費用もかかる」救世主が現れた?
    gilbondp
    gilbondp 2019/03/26
  • 「死のない肉」クォーンが急成長 人工肉市場がアツい

    <さまざまな疑問は残りつつも人工肉市場が急拡大している。いつか物の肉の味を知らない子供も出てくるのか...> 肉の代替品「クォーン(Quorn)」の存在感が増している。日では見かけないこのクォーンだが肉によく似た感が好評で、ヨーロッパでは30年以上前からスーパーなどで販売され、特にビーガン(完全菜主義者)やダイエッターの間で人気が高い。 英ガーディアン紙によると、市場規模は着実に伸びている。先週発表されたヨーロッパとアメリカでのクォーンの2017年の成長率はそれぞれ27%と36%で、世界全体では前年比16%拡大したと報告された。2027年には市場規模は数十億ドルに成長するといわれる。 クォーンは、キノコ?カビ? 欧米の卓に浸透するクォーンだが、その原料や生産方法はベールに包まれた部分が多いという。クォーン社は1985年、イギリスの品大手マーロウ・フーズと大手パンメーカーのホー

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