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鷲田康=文 text by Yasushi Washida 何が勝利の基準なのか……。 「たとえ10打数10三振でもチームが優勝すればそれでいい」 ボストン・レッドソックス入りした松坂大輔投手との勝負について聞かれた答えだった。いかにも松井らしい。決してウソではない。間違いなく松井のプレーヤーとしてのアイデンティティーは、この言葉の中に集約されている。星稜高校から巨人、ヤンキースと球界の王道を歩いてきた男を支え続けたのは、ある種、強迫観念にも似たチームの勝利への強い意識だった。チーム勝利至上主義とでもいえる「勝つこと」へのこだわり。高校野球では県予選を勝ち抜き、甲子園で頂点に立つことだった。巨人時代にはペナントレースを制し日本一を目指すことだった。そしてメジャーの世界に足を踏み入れても、この4年間は、ひたすら「ワールド・チャンピオン」という目標に向かってグラウンドに立ってきた
「マツザカフィーバー」の陰で、この男に期待! 菊地 靖=文・写真 text and photograph by Yasushi Kikuchi 2007年2月23日 +zoom 菊地靖 1993年単身渡米。1995年の野茂投手のドジャース入りを機に、スポーツ紙等で米国プロスポーツを取材。約10年住み慣れたオーランドを離れ、2002年末ロスに転居。最近アラスカにはまっている40代中年男。 このコラムに関するご意見、ご質問はこちらまで。 いよいよフロリダ、アリゾナの各地で続々チームがキャンプインし始めた。なかでも今年は、レッドソックスの松坂大輔投手がひときわ話題を振りまいている。終始数百人の日米報道陣に囲まれ、早くも“松坂フィーバー”真っ盛りというところだ。 奇しくも渦中の松坂投手と同じ12日に、ロサンゼルスからキャンプ地入りした1人の日本人選手がいた。松坂選手
2007年日本人選手活躍予想 李啓充=文|text by Kaechoong Lee photograph by AFLO FOTO AGENCY 2007年2月6日 +zoom 李啓充 京都大学医学部を卒業し、'90年に渡米。2002年からは文筆業に専念する。訳書に「医者が心をひらくとき」著書に「アメリカ医療の光と影」(いずれも医学書院刊)などがある。週刊文春に「大リーグファン養成コラム」を連載中。 ちょっと前までは、選手がどれだけ活躍するかを予想するのは、プロの評論家など「目利き」に任せるのが習いだった。しかし、最近は、セイバーメトリクス(数理統計的野球解析学)の発達にともなって、客観的データに基づくコンピュータ・モデルで選手の活躍を予想することが当たり前となった。予想モデルの中でも「良く当たる」と評判が高いのが、野球シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」が開発した「P
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