おととし、茨城県で「自作航空機」と呼ばれる愛好家が作る2人乗りの航空機が墜落して操縦していた男性が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は男性の技量が不足していたことや離陸時の風速が制限を超えていたことなどが原因として考えられるとする報告書を公表しました。 おととし10月、茨城県かすみがうら市で、「自作航空機」と呼ばれる愛好家が作る2人乗りの航空機が離陸してすぐに墜落し、同乗していた男性は自力で脱出しましたが、機体が炎上して操縦していた男性が死亡する事故がありました。 運輸安全委員会の調査報告書によりますと、機体はなかなか浮き上がらないまま滑走し、急に浮上するなど不安定な状態のまま離陸してすぐに主翼が電柱や樹木に接触して墜落し、炎上したということです。 不安定な飛行となったのは、操縦していた男性がこの機体を購入して間もなく、取り扱いに習熟していないことや経験者から指導を受けた事実も確認できず、