米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は1月22日(現地時間)、ローバー(火星探査機)の斥候用ヘリコプター「Mars Helicopter」を開発中であると発表した。 現在火星ではローバーによる探索・データ収集が続けられている。火星ヘリコプターはローバーより高い視野からの映像を地球に送り、ローバーが探索すべき目的地の設定を助ける。また、ローバーが行けないような谷の上空から映像を撮影できる。火星ヘリコプターはローバーの3倍の速さで進めるという。 サイズは、1枚のブレードの端から反対側のブレードの端までの長さが1.1メートルで重さは1キロ。ソーラーパネルで生成する電力で毎日2~3分、距離にして約500メートル飛行できる見込み。
![NASA、火星ローバー用“斥候ドローン”を開発中](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/69d7a567c454e80735d01517e7bbcd5756a82126/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1501%2F26%2Fyu_nala1.jpg)