ニューヨーク(CNN) 米レンタカー大手ハーツの混乱が止まらない。1月に保有する電気自動車(EV)の3分の1に相当する約2万台を売却すると発表した同社が、今度は最高経営責任者(CEO)を交代すると明らかにした。わずか4年で5人目のトップが就任することになる。 ハーツによれば、上記のEVの導入に寄与した現在のシェアCEOは今月末で辞任する。シェア氏は米投資銀行ゴールドマン・サックスで30年近く勤務した後、2年前からハーツの経営を担っていた。後任には米デルタ航空や米ゼネラル・モーターズ(GM)で幹部を務めたジル・ウェスト氏が就く予定。 直近の四半期決算で、ハーツの利益は売却を進めるEVの価値の下落により2億4500万ドル(現在のレートで約365億円)の減少を計上していた。 昨年米国で購入されたEVの台数は40%増加し、100万台を突破したが、需要の規模はEVシフトを進める自動車メーカー各社の期