印刷 関連トピックスイランリビア13日、米国務省での会談後に共同記者会見するクリントン米国務長官とロシアのラブロフ外相=ランハム裕子氏撮影 クリントン米国務長官は13日、国務省でロシアのラブロフ外相と会談した。リビア情勢やイランの核開発問題で、解決に向けた手法をめぐって食い違いが目立った。 クリントン氏は会談後の共同記者会見で、リビア情勢に関して「カダフィ大佐に残された日は限られている」と、早期退陣を改めて要求。国際社会と圧力を強める考えを示した。一方ラブロフ氏は「北大西洋条約機構(NATO)やロシア、リビア周辺国などが講じている手立ては、停戦と政権交渉の合意につながるものだ」と強調。交渉を重視する立場を確認した。 米国との対立を強めるシリアのアサド政権についても、ラブロフ氏は「解決策も持たずに非難をしても何もならない」と指摘。アサド政権を「正統性を失った」と非難したクリントン氏との