作業員の被ばく2割過小評価か=福島第1原発事故で国連委報告 作業員の被ばく2割過小評価か=福島第1原発事故で国連委報告 【ニューヨーク時事】人体への放射線の影響評価などを行う国連の「原子放射線の影響に関する科学委員会」は12日までに、東京電力福島第1原発事故による放射線被ばくに関する報告書をまとめた。日本政府、東電、国際原子力機関(IAEA)などの関係機関から提供されたデータを基に分析。事故直後、同原発で働いた作業員の内部被ばくが東電などにより約20%過小に評価された可能性があると指摘した。 報告書によると、事故発生から2012年10月末までに同原発で対応に当たった作業員は東電や下請け企業などの約2万5000人。被ばく量の最も多かった作業員12人に関するデータを精査したところ、半減期が約8日間の放射性ヨウ素131による内部被ばくについては、東電が報告した数値と委員会の評価とがおおむね一致