韓国・ソウルで開かれたキム・ギドク監督を告発する記者会見で、匿名の女優が話をする間、ついたてを支えるスタッフ(2017年12月14日撮影)。(c)AFP PHOTO / JUNG Yeon-Je 【12月18日 AFP】数々の映画賞を受賞している韓国の映画監督キム・ギドク(Kim Ki-Duk)氏(56)が撮影中に女優に暴行した疑いで刑事告訴された件について、被害に遭った女優本人がこのほど会見を開き、白いついたて越しに当時の様子を涙ながらに訴えた。事件が公になることを恥じて泣き寝入りする人が多い保守的な同国で、被害者がこうした告発をするのはまれ。 キム氏は、韓国の最も著名な映画監督の一人。受賞作品には、ベネチア国際映画祭(Venice Film Festival)のコンペティション部門最高賞「金獅子賞(Golden Lion)」を受賞した『嘆きのピエタ(Pieta)』や、ベルリン国際映画祭