アメリカの共和・民主超党派議員団が30日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で関税撤廃に応じない日本とカナダを批判する書簡をオバマ大統領に宛てて送った。 【悪い前例を作ると懸念】 ロイターによると、書簡には共和党のデーブ・キャンプ歳入委員長や委員会のデビン・ヌーンズ議員、および委員会トップで民主党のチャールズ・ランゲル議員など下院議員の3分の1近くに相当する与野党140人が署名しており、日本とカナダの姿勢に「深い懸念」を表明しているという。 書簡は、日本が「前例のない、受け入れられない」提案をしていると非難、他の交渉にもダメージを与え得る前例となってしまうと主張している。『The Hill』は「もし関税撤廃が拒絶されたまま合意が結ばれたら、アメリカとEUとの交渉にも影響する」と述べている。 また書簡は「両国が譲歩しない場合は日本およびカナダ抜きでTPP交渉を進めるべきだ」と主張しているとの
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