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ブックマーク / blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance (7)

  • シリーズ地政学:第3回 真珠の首飾り : 海国防衛ジャーナル

    マラッカ・ジレンマ 前回、中国のシーレーンが事実上アメリカの支配にあるという話をしました。特に、輸入原油全体の8割が通過するマラッカ海峡は、中国の最重要チョークポイントなのですが、この海峡の安全保障を米軍に依存しているという現実が、北京政府にとっては不安であるし不快なのです。マラッカ海峡は海賊が頻発する海域ですし、台湾有事の際、アメリカ中国の補給ルートを断つために海峡を封鎖するという可能性(限りなくゼロに近い…というかありえませんが)に対して、数あるシナリオの一つとして中国が対応策を検討するのは当然です。この、マラッカ海峡において中国が抱える潜在的な脆弱性を、「マラッカ・ジレンマ」と呼びます。中国政府も、この脆弱性を公式に認めており、マラッカ海峡を封鎖された場合に備えて、物流対策としてエネルギー輸送ルートの多様化を図ることや、中東から中国に至るシーレーンに拠点を整備することを目指して活動

    シリーズ地政学:第3回 真珠の首飾り : 海国防衛ジャーナル
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    gimonfu_usr 2015/04/26
      ( アジアインフラ投資銀行 AIIB )( "グワダル(パキスタン)、ハンバントタ(スリランカ)、チッタゴン(バングラデシュ)、シットウェ(ミャンマー)" )
  • 真理だから成功するのではなく、真理だと信じられた時に成功する : 海国防衛ジャーナル

    新作が封切られたばかりの某映画監督の、憲法や領土、慰安婦問題に関する見解が少々物議を醸しているようですね。領土問題や慰安婦問題は、左右両極の意見に大きな隔たりがあり、互いに提示する資料がまったくい違っていることも多いものです。 これについては、国際政治の泰斗ハンス・J・モーゲンソーが「宣伝」について記した、以下の文章が正鵠を射ているのではないでしょうか。 アメリカ独立革命やフランス革命の理念、またボルシェヴィズムやファシズムのスローガンのように人間のイマジネーションをとらえ、そして政治行動へとかり立てた過去の偉大な哲学は、それらが真理であるから成功したのではなくて、それらが真理であると信じられたから成功したのである。つまりこれらの哲学は、その訴えかけた人びとに対して、知識の点でも行動の点でも、彼らが切望しているものを与えたから成功したのである。(下線・強調筆者) よく言われるように、「人

    真理だから成功するのではなく、真理だと信じられた時に成功する : 海国防衛ジャーナル
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    gimonfu_usr 2013/07/21
    ( 切望されているのが「倫理的劣等の証」だったら、どうするかな。「お前はおとなしく、ロールモデルをしとけよ」みたいな )
  • 中国の核先制不使用(NFU)政策は変更されたのか : 海国防衛ジャーナル

    今月16日に中国の国防白書が2年ぶりに発表されました。この内容をめぐって大きくはありませんが、ちょっとした議論がおこっています。日でも報じられていますね。 中国、核の「先制不使用」外す 国防白書、政策を変更か(共同通信) 【北京共同】中国政府が先週、2年ぶりに発表した2012年版国防白書で、核兵器を相手より先に使用しないとする「先制不使用」政策が明記されていないことが22日分かった。これまで五大核保有国の中で率先して中国が強調してきた核先制不使用の政策変更を示唆しており、今後、大きな議論を呼びそうだ。 議論のテーマは、中国の「核兵器の先制不使用(No First Use: NFU)」についてです。NFU政策については過去記事で触れてありますので、そちらを。 今回の議論は、核政策の専門家であるカーネギー国際平和財団のJ・アクトンが、ニューヨーク・タイムズ(2013/4/19)に「Is Ch

    中国の核先制不使用(NFU)政策は変更されたのか : 海国防衛ジャーナル
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    gimonfu_usr 2013/04/25
    核兵器 / 核攻撃 / 中国
  • メルカトルの呪い?地図のおはなし : 海国防衛ジャーナル

    突然ですが、平面の世界地図を想像してみて下さい。 人によって違うと思いますが、「中国北朝鮮から日を越えて右にず〜っとまっすぐ行くと北米大陸がある」という図1のような地図を想像する方が多いのではないでしょうか。 (図1) この地図は正角円筒図法というもので、メルカトル図法として知られています。単に世界地図を想像しろと言われてこの地図が浮かんでくること自体は何ら問題ではありません。 しかし、「平壌を中心にロサンゼルスまでの弾道ミサイルの飛翔経路」について議論する場合、メルカトル図法は不適切です。メルカトル図法でみると、平壌からロサンゼルスに向けて発射された弾道ミサイルは日の上空を通るように思われますが、実際はそうではありません(後述、参照記事)。 この点、誤解されている方が少なくないようです。メルカトル図法がとてもポピュラーで見慣れたものであることの弊害かもしれませんね。さすがに専門家の

    メルカトルの呪い?地図のおはなし : 海国防衛ジャーナル
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    gimonfu_usr 2013/03/02
    球体上の弾道( 最短距離 )について。 / 北朝鮮からロサンゼルス /
  • 核兵器を万能だと思い込んでいませんか? : 海国防衛ジャーナル

    核保有の筋立てを=「抑止力になる」 (時事通信) 日維新の会の石原慎太郎代表は20日、都内の日外国特派員協会で講演し、尖閣諸島をめぐり対立する中国への対応に関し「日は核兵器(保有)に関するシミュレーションぐらいやったらよい。これが一つの抑止力になる」と表明した。外国人記者との質疑応答の中で発言した。 核保有の検討は石原氏の持論だが、先に非核三原則見直しの必要性に言及した維新の橋下徹代表代行(大阪市長)の発言と併せ、事実上の選挙戦が始まった衆院選で論議を呼びそうだ。中国などは「日右傾化」の主張を強めるとみられる。 石原氏は「軍事的な抑止力を強く持たない限り外交の発言力はない。今の世界で核を保有しない国の発言力、外交力は圧倒的に弱い。北朝鮮は核を開発しているから存在感がある」と指摘。ただ「個人の考えだ」とも語り、維新の安全保障政策とは無関係であることを強調した。 石原慎太郎・日維新の

    核兵器を万能だと思い込んでいませんか? : 海国防衛ジャーナル
  • 領土の譲渡は紛争解決に役立たない : 海国防衛ジャーナル

    「尖閣なんか中国に譲ってしまえ」、という意見は以前にも取り上げたことがあるのですが、今回はその記事に少し加筆したものを掲載しています。 【参考記事】 領土の割譲で戦争は回避できない 昨年、まだ塀の外におられた堀江貴文氏が、「尖閣諸島を取られてなにか問題ありますか?」、 「沖縄だって北海道だってあげちゃえばいい」、「尖閣諸島に固執していては国益を損なう」と言ったことが一時話題になりました。 ホリエモン氏が上記のような発言をしたからといっていちいち目くじらを立てることもないのですが、国際政治において、「脅威に対処するために相手の望むものを与える」ことが避けるべき戦略であるにもかかわらず、こうした考え方は根強いものがあります。 「宥和政策(アピーズメント)」は、自国に害意がないことを相手に示し、軍事バランスを相手の有利になるようにして安心させ、最終的には相手国の態度を友好的なものへ導くことを狙う

    領土の譲渡は紛争解決に役立たない : 海国防衛ジャーナル
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    gimonfu_usr 2012/10/01
    http://www.euratlas.net/history/europe/1500/index.html 歴史的愛着はわかるのですが、それを歴史的正当性と主張することが常に認められるかはちょっと疑問かもしれないです。
  • 外交を損ねる大衆の愛国的熱情 : 海国防衛ジャーナル

    尖閣諸島と竹島をめぐり、日中韓でナショナリズムが高揚しています。中韓はいつものことですし、邦でも“愛国的”な声が喧しいですね。この暑さにもかかわらず、ナショナリズムを燃えたぎらせる姿にはただただ感心するばかりです(;一_一) そこで稿では、日を代表する国際政治学者である高坂正堯氏の著書、『国際政治 恐怖と希望』から一節をご紹介したいと思います。 熱情をもって戦われた戦争はやめることがむずかしい。何回かの平和交渉にもかかわらず、いくつかの国が疲弊するまで第一次世界大戦がつづいたのには、この事情が大きく作用しているのである。冷静な利害の計算は入る余地がなかったのであった。 そして国際政治が、冷静な利害の計算によって動くのではなく、大衆の熱情によって動くことは、第一次世界大戦の特殊な現象に終わらなかった。なぜなら、それは大衆社会の特徴であり、したがって現代社会に根差す現象だからである。この

    外交を損ねる大衆の愛国的熱情 : 海国防衛ジャーナル
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    gimonfu_usr 2012/08/27
    集団帰属意識/
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