【ソウル=加藤達也】参院選の結果を受け韓国メディアは21日、投票締め切り直後に自民と公明両党で過半数を占める勢いだと相次いで速報した。 聯合ニュースは同日午後8時過ぎ、NHKの開票速報を受け「自民・公明 参院で過半数」と速報。ニュース専門のYTNテレビとニュースYも、通常の番組放送中に速報するなど関心の高さを示した。 聯合ニュースは「安倍政権ロングランの土台、右傾化に弾み」との見出しの記事を東京発で伝えた。選挙結果について、「昨年12月の総選挙で公明党とともに衆院3分の2議席を確保した自民党の安倍晋三政権は、長期政権の土台を作った」と指摘。 そのうえで、「特に韓国、中国と歴史認識、領有権問題で葛藤を生じさせてきた安倍政権が、今回の選挙で圧勝をおさめたことで周辺国との関係は冷却状態が当分持続すると予想され、平和憲法改正など日本の右傾化の足取りも弾みをつけるとみられる」と分析している。 韓国の