今回は冒頭で尚之助から米沢の八重宛に手紙が届く。色めき立つ山本家であったが封を開けてみるとそこには離縁状が同封されていた。「なんじゃこりゃ~じぇじぇじぇ」と絶叫する八重であった。 一方、斗南で新生活を始めた旧会津の人々は極貧生活を強いられていた。尚之助は東京での謹慎生活を経て他の藩士らとともに斗南に移ったが、藩の窮乏を救うために北海道にわたり米の買い付けを担当することとなった。ところがそこでオレオレ米米詐欺にあい、膨大な借金を請求されることとなる。事件を取り調べていた役人から斗南藩の藩命で買い付けを行なっていたのだろうと詰問された尚之助であったが、それを否定し事件の責任をひとりで被ることとなった。男尚之助が厳しい財政状況の斗南藩を救ったのである。そして八重に迷惑が及ばないように離縁状を送りつけたのだったが、そのことを露知らない八重は「斗南に良い人でもできたんだべ」とすねるのであった。 この