鮎川油ガス田の実証試験で回収された原油=秋田県由利本荘市、石油資源開発提供シェールオイルを掘りだす実証試験=秋田県由利本荘市の鮎川油ガス田、石油資源開発提供 石油資源開発(JAPEX)は25日、昨年国内で初めて「シェールオイル」の採掘試験に成功した鮎川油ガス田(秋田県由利本荘市)で、商業生産に向けた具体的な検討に入ると発表した。2例目の採掘試験を秋田県のほかの油田で始めることも明らかにした。 シェールオイルは、地中深くの岩盤にしみこんでいる原油。掘り出す技術が進んだことで、米国では「シェールガス」とともに大量に生産され始め、日本でも秋田県や新潟県の一部に眠っているとみられる。 昨年10月にシェールオイル採掘に初めて成功した鮎川油ガス田では、今年5〜7月の試験で日量約40キロリットルを生産した。JAPEXは「試験ごとに生産量が増えており、期待できる」とし、商業生産に向け地上に新たな採掘