世界2位の経済大国、中国の現状を把握するため以前のように現地を訪れ要人や当局者と面談したいと考えているのなら、期待外れに終わるかもしれない。 米マクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏や米中国交正常化で大きな役割を果たしたキッシンジャー元米国務長官といったよく知られた中国の「老朋友(古い友人)」らは今年、中国共産党の習近平総書記(国家主席)と会談し、その様子は大きく報じられた。 だが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う3年に及ぶ事実上の国境閉鎖を経て中国を訪れた外国の銀行幹部やエコノミスト、実業家らの事情は異なる。