町組(ちょうぐみ)って何? 京都において町組とは,道路をはさんで形成された町が集まって地域的に連合した自治組織です。16世紀初め頃に形成された原型が,拡大発展を経ながら明治元(1868)年まで続きました。 明治になり,従来の町組は解体・再編成させられ,新時代の行政組織に衣替えしました。これが町組改正で,この時できた町組が現在の元学区(もとがっく)の原型となりました。 明治元年11月に京都府は次のように江戸時代の町組を大きく変えました。 (1)京都の上京(かみぎょう)・下京(しもぎょう)を上大組(かみおおぐみ)・下大組(しもおおぐみ)とする。それぞれに大年寄(おおどしより)を置いて組内の支配にあたらせる。大年寄は府知事が任命する。 (2)親町(おやちょう,古町<こちょう>)・枝町(えだちょう)・新町(しんちょう)の別を廃し,20か町を単位に上京何番組,下京何番組と呼称。組ごとに中年寄・添年寄