成田空港で今月13日、シンガポール人の女性が搭乗券を持たずに台北行きのデルタ航空便に乗り込み、安全確認のために乗客全員を降ろすというトラブルがあったことが分かった。 空港関係者によると、女性は同日、韓国・仁川(インチョン)空港から大韓航空機で成田に到着。乗り継ぎエリアの保安検査場を通り、搭乗口をすり抜けて、デルタ航空機に乗り込んだとみられるという。予約の入っていない席に座っていたことから、乗務員が気づき、乗客全員をいったん降ろした上で、機内に不審物がないかなどを調べた。このため同機は約3時間遅れて出発した。 通常、乗客は搭乗口で搭乗券を示してから機内に乗る。空港側はどうやって乗り込んだのか事情を尋ねたが、詳しい話を聞けないまま、女性は14日に出国した。