アメリカ西部ロサンゼルスの近郊で離陸直後の旅客機が上空で燃料を放出し、小学校の校庭にいた児童ら少なくとも30人以上が燃料に触れるなどして肌の異常や呼吸困難などの症状を訴えました。 デルタ航空によりますと89便は、エンジンに不具合が生じて引き返すことになり、機体の重量を減らすために上空で燃料を放出したあとロサンゼルス空港に着陸しました。 空港からおよそ20キロ東のロサンゼルス近郊の小学校では、校庭にいた児童らがジェット燃料に触れるなどして肌の異常や呼吸困難といった症状相次いで訴え救急隊が出動し、手当てに当たりました。 消防によりますと、症状を訴えたのは少なくとも児童20人と大人11人の合わせて31人で、いずれも軽傷で病院に搬送された人はいないということです。 この小学校では、児童を早めに下校させる措置をとりました。 消防によりますと、近くのほかの小学校などでも症状を訴える児童らがいるというこ