奥本は、“ラジコン出身レーサー”という類を見ない経歴を持っており、レースを始めてからわずか数年、それまではカート経験すらなかったという異色の存在。彼にここに至るまでのストーリーを聞いた。 大阪出身の奥本は、11歳でラジコンレースの世界大会で優勝。学生時代は陸上競技で活躍した。レースが大好きな“レースオタク”だったものの、金銭的にも簡単なものではないと理解していたため、ドライバーとしてその世界に足を踏み入れることはなかった。しかし大学卒業のタイミングで一念発起。「ここで言わなければ後悔が残る」との思いで両親にもその意向を伝え、2021年7月からレース活動を始めることになった。 そして大阪を拠点とするTEAM HERO’Sと縁があり、2021年はレーシングカーのVITAをレンタルしてレースに参戦。鈴鹿サーキットで行なわれた日本一決定戦では、ポールポジションを獲得しセミファイナルでも優勝するなど
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