一反木綿(いったんもめん)は大隅(鹿児島県)で語られる妖怪です。「ゲゲゲの鬼太郎」で有名になりましたが、もとはローカルな妖怪であり、人を殺すこともあるという、恐ろしい存在です。 一反(縦10.6メートル、幅38センチぐらい)の布の形をしており、夜にヒラヒラと舞って人の通りかかるを待ちます。ひと目には洗濯物が飛んでいるようにしか見えません。しかし、それが突如人へ襲いかかります。そして、首に巻き付いたり、顔面を覆ったりして窒息させ、息の根を止めるのです。 その正体はものの精という説もあるようですが、では何の精なのかと言えば、とんと見当がつきません。 一反木綿の性質を表すエピソードとして次のような話が伝えられています。 ある夜、ひとりの男が家路を急いでいると、空からスーッと白い布が落ちてきました。驚いて足を止めると、布は突如男の首に絡みつきます。男は持っていた脇差しで布を斬ると、布はどこ
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