『ライダースブルゾンも差し色から!』■■■ ようやく秋物が出揃う中、レザーのライダースブルゾンやライダース・ジレ、ノーカラーライダースが動き出している。今季のライダースはカラーやデザイン、サイジングや加工、異素材組み合わせのセット等と豊富に揃っており、価格も超プチプラなフェイクタイプの6千円台からデザイナーズ系のこだわり加工リアルレザータイプの数十万円まで選択肢も広い。昨年まではリアルレザーで5〜7万円が主流だったが、今季は3万円も出せば加工感ばっちりのリアルレザー物が手に入る。コンテンポラリー系セレクトショップや百貨店では5万〜8万円前後のリアルレザータイプが黒に加えて差し色のダークグリーンやボルドー、紺、オレンジ等も売れ始め、ワーキングガール系セレクトショップではフェイクやリアルレザーで2万〜3万円前後のベージュやライトグレーが、109系SPAでは御得意のパーカセット物フェイクレザーで
今秋商戦は夏商戦に続いて低迷し、百貨店婦人服洋品は93.3と昨秋から3.1ポイント、百貨店紳士服・洋品は95.7と1.9ポイント、レディスブランド/ストアは96.2と2.0ポイント、メンズブランド/ストアは95.5と1.3ポイント水準を落とした。とは言え、恐慌に突入した冬商戦に較べれば穏やかなもので、直近の12月商戦など二桁割れが当たり前。7掛け6掛けというブランドも珍しくない。 金融恐慌が実体経済に波及して自動車や家電といった基幹産業まで不振を極めるという惨状下、消費も生産も雇用も急激な縮小スパイラルに陥っている。家計資産の目減りに加えて雇用まで危なくなった国民はひたすら生活防衛に走り、価値と価格の常識が一変して値崩れが急速に拡がっている。売れているのは高機能高品質商品を低価格で提供する国民的SPAや最低価格のファストアパレルばかりで、ユースドや手持ち衣服を仕立て直しする更正服さえ再評
近年の大量開発に改正都市計画法施行に伴う駆け込み開発が加わって競合が加速度的に激化し販売不振に陥るSCが急増する中、ガソリン高騰が商圏縮小に追い討ちをかけ、秋以降は米国発の金融恐慌が実体経済に波及して消費が急激に冷え込み、テナントの撤退やデベの倒産が相次いでいる。そんな中、今秋冬期はイオンレイクタウンや阪急西宮ガーデンズなど巨大SCの開業が続き最後のSC開業ラッシュとなったが、来年以降はSC開発は急減して既存勝ち組SCの増床リモデルが主役となっていく。 テナント企業の出店意欲も既に冷え込み始めており、当社SPAC研究会加盟95社の08年8月末までの1年間の出店数はピークの前年から23%減少。対して退店数は36%増加して過去最多数を数え、退店率(退店数÷出店数)は54.2%と4年ぶりに50%を超えた。過去4年間の無謀な大量出店、SC間競合の深刻化、消費の急激な冷え込み、定期借家契約満了の到
アパレル業界は市場規模の縮小に歯止めが掛からないまま、SPAのメジャー化によって小売業とメーカーの際がなくなり、景気後退とともに販売チャネル間のバリュー競争が激化して高コストな百貨店流通が急速に凋落しつつある。 衣料品の市場規模は91年をピークに毎年縮小が続いており、07年下期には通年ベースで91年比66.9%まで縮小。家計支出に占める被服履物支出比率(エンゲル係数と同様にファッション係数と呼びたい)も91年の7.28%から07年下期には通年ベースで4.23%まで低下してしまった。この間に衣料品比率の高い百貨店の販売効率は58.5%に、ショッピングセンターの販売効率は57.2%まで低下している。アパレル業界はまさに構造不況業種と言わざるを得ないのが実情だ。 その一方で、売上対比の小売不動産比率(家賃、保証金金利、内装償却費など)は93年の14.0%から07年には20.3%に、販売人件費率
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