私が執筆した本『ドラえもんは物語る 〜藤子・F・不二雄が創造した世界〜』(社会評論社、1800円+税)が、15日に発売されます。 藤子・F・不二雄先生が生み出したマンガ『ドラえもん』は、テレビアニメや映画、グッズ、CMキャラクターなどさまざまに拡大し、知らない人はほとんどいない、というほどの国民的キャラクターになっています。 それは、『ドラえもん』が途方もなく多くの人々に愛されている証拠ですから好ましいことではあるのですが、その一方で、マンガの外側へ広がった『ドラえもん』のイメージが独り歩きし、藤子F先生の『ドラえもん』から遠ざかっている部分もあると感じます。 ときには、世間的に浸透した『ドラえもん』のイメージが、F先生の『ドラえもん』の本来的な姿を見えにくくしている面もあるような気がするのです。それが良いことか悪いことかという価値判断は留保して、とにかく、そのように感じられます。(ちなみ
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