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脳科学に関するgitanezのブックマーク (41)

  • レオナルドは未来である:オルタナティブを考える力2: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 書評エントリー「天才論―ダ・ヴィンチに学ぶ「総合力」の秘訣/茂木健一郎」や「創造性は「過去の経験×意欲」という掛け算であらわすことができる」というエントリーですでに2回も取り上げた茂木さんの『天才論―ダ・ヴィンチに学ぶ「総合力」の秘訣』というですが、明日、同僚に貸すことにしたので、最後にもう1つだけエントリーを。 源流に戻る道に迷ったら、迷う前の自分がちゃんとわかって歩いていた地点まで戻れというのは、ある種の鉄則の1つです。 それは実際の道でなくても、同じであるようです。 現代の文明は、ある種のゆきづまりを見せていると思いますが、このゆきづまりを打破するために、それが生み出された源流であるルネサンスに戻ることも、ひとつの方法としてあり得ると思います。 レオナルドが生きたル

  • 創造性は「過去の経験×意欲」という掛け算であらわすことができる: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日紹介した茂木さんの『天才論―ダ・ヴィンチに学ぶ「総合力」の秘訣』の中で、「創造性は「過去の経験×意欲」という掛け算であらわすことができる」と茂木さんが書いているということは、昨日のエントリー「天才論―ダ・ヴィンチに学ぶ「総合力」の秘訣/茂木健一郎」でも紹介しました。 ただ、ちょっと紹介しきれない感が僕のなかであるので、補足のエントリーを。 前提:創造性は一握りの天才の特権ではないまず、この話をする際の前提として書いておかなくてはいけないのは、茂木さんが『脳と創造性―「この私」というクオリアへ』というの中でも書いているように、「創造性が一握りの天才の特権である」というような手垢にまみれた誤解を脱神話化させることが大事だということです。 人間の脳の特性という視点から見れ

  • 僕たちはいったい何を見ているのか?: DESIGN IT! w/LOVE

    昨日の「僕たちに自由意志はあるのか?」での自由意志に関する話だけでなく、現代の脳科学に明らかにする様々な事実は、僕らが普段信じている世界を一変させるインパクトをもったものが少なくありません。 またもや池谷裕二さんの『進化しすぎた脳』からの引用になりますが、こんな記述。 網膜から挙がってくる情報が視床にとって20%だけ、そして、視床から上がってくる情報は大脳皮質にとっての15%だけ。だとしたら最終的に、大脳皮質の第一次視覚野が網膜から受け取っている情報は、掛け算すればよいわけだから、20%×15%で、なんと全体の3%しか、外部の世界の情報が入ってこないことになる。残りの97%は脳の内部情報なんだよね。 これ、すごいですよね。3%ですよ、3%。たったの3%しか脳は目からの情報を受け取っていない。 一体、じゃあ、何を見てるのかという話ですよね。 残りの97%が脳の内部情報だとしたら、普段見ている

  • 脳科学、認知科学のおすすめの9冊

    昨年末から結構、脳科学や認知科学に関するをまとめて読んだので、いちお、ここで読んだをまとめてリスト化しておきます。 ■脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか/茂木健一郎 茂木さんファンはまずこれを読んでおかないと話にならない。そう言い切れるほど、茂木さんの脳と心に関するアプローチのエッセンスがつまった一冊。 ⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/33470276.html ■欲望解剖/茂木健一郎、田中洋 茂木さんとマーケターの田中さんがタッグを組み、脳科学や欲望という視点からマーケティングを考える一冊。さらっと読めます。 ⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/30339403.html ■脳と創造性「この私」というクオリアへ / 茂木健一郎 茂木さんによる「創造性」をテーマにしたエッセイ。 ⇒書評:http:/

  • 僕たちに自由意志はあるのか?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前触れもなく突然「自由意志」という言葉を使っているとはいえ、なにも殊更に哲学的な考察を行おうというつもりはないのですが、こうも最近読むのなかに「自由意志」に関する記述が行われているのを目にしてしまうと、一言でも何か言わなきゃいけないような気にもなったりします。 意思決定はタイミング?特に昨日書評を書かせていただいた池谷裕二さんの『進化しすぎた脳』で紹介されている、2005年の『サイエンス』に掲載されたという論文のヒルを使った意思決定のメカニズムに関する実験の結果などを知ってしまうと、果たして「自由意志」などというものは当に存在するのかと疑ってみたくもなります。 この実験では、シャーレの底にいるヒルの体を棒でつつくという行為を行います。その際、つつき方はまったく同じでもヒ

  • 進化しすぎた脳/池谷裕二: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 サブタイトルに「中高生と語る[大脳生理学]の最前線」とあるとおり、とても読みやすいでした(もちろん、「中高生と語る」ことが即ち「大人にもわかりやすい」という因果関係が成り立つかどうかは別として)。 書の構成高校生向けに行った実際の講義の模様を収録しているというスタイルをとっているため、文体そのものが口語的なところも読みやすさを感じる要因なんだと思います。 その意味で非常に感覚的に読めて、僕もあっという間に読み終えてしまいました。 目次としては、こんな感じ。 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない第2章 人間は脳の解釈から逃れられない第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない第4章 人間は進化のプロセスを進化させる第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか 第1章から第4章

  • 僕たちはいま何をデザインしているのか?:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 考えれば考えるほど、ISO13407の人間中心設計プロセスって理に適っているように感じます。 「そのサイトに魂はあるのか?」をきっかけに「わかるコンセプト」や「コンセプトがあいまいなら出来るものもあいまい」、「ユーザーの生活や思考を知ることからデザインをはじめる」ですこし遠まわし気味にISO13407の人間中心設計プロセスの上流工程について考えてみたんですけど、当によくできてます、このプロセス。 コンセプトメイキング=人間中心設計の必要性の特定「ユーザーの生活や思考を知ることからデザインをはじめる」に対して「この場合のユーザや顧客の定義にもよる感じ。お金をくれるお客さん、それともそのお客さんのWebサイトで購入してくれるお客さん?」ってコメントがあったんですけど、そんなこ

  • 脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか/茂木健一郎: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 先日、「言葉の意味とは?:オルタナティブを考える力」というエントリーでもこの『脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか』というについては取り上げましたが、すべて読み終わりましたのであらためて書評を。 脳に対する物理学的アプローチまず、このを読んでの一番の感想は、茂木健一郎さんというのは物理学者なんだなという印象をもったことです。 もちろん、脳を対象に研究をされているので、多くの方が認識しているとおり、脳科学者という位置付けで間違いありません。ただ、その脳に対するアプローチの仕方はあきらかに物理学者の態度のように感じました。 脳に対するアプローチは、生物学的、生化学的な方面から行うのがより一般的なアプローチといえるのかもしれませんが、このに見られる茂木さんのアプローチはそ

  • 言葉の意味とは?:オルタナティブを考える力: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 茂木健一郎さんの『脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか』がおもしろい。 まとまった書評は後日書くとして、今日は「第7章 「理解」するということはどういうことか?」に出てくる言葉の意味などの理解に関して、書いてみようと思います。 「」という言葉の意味はどこにある?このブログでは記号論といえば、主にパースのそれを参照していますが、それとは異なる記号学の体系としてソシュールによるものがあります。 パースの三項関係を基とした記号には確固とした意味が存在しないとみる記号論に対して、ソシュールの記号学はそれが構造主義とみなされるように、記号を他の記号との差異によって捉えます。 例えば、「」という言葉は、他の様々な言葉との関係において表すことができるでしょう。 「」は「犬」では

  • 意識の中心と周縁: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前に書いた「意識の中心と周辺」というエントリーの補足として。 「中心と周辺」という言葉は下條氏が独自に用いている言葉なのかもしれませんが、同じことは脳神経科学者のジェラルド・M・エーデルマンが次のような形で示しています。 ところで、意識シーンにはまんべんなく焦点が当たっているわけではなく、意識の中心と意識の周縁がある。これは、ダイナミック・コアが複雑な「機能クラスター」として営まれることから必然的にもたらされる特徴といえる。 中心と周辺(あるいは周縁)があるのは、観察から導かれたパターンであり、科学的に検証された事実というよりは、むしろ、「リンゴが木から落ちる」のと同様の研究対象であるといえます。 また、上記引用にあるダイナミック・コア・モデル自体、エーデルマンの仮説であり

  • 中央大学公開研究会「視知覚における一過性信号の役割」: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 一過性信号とは、高コントラストで突然発信される刺激性のある信号を指しています。小さな光の点滅だったり、音による刺激などがそれに相当します。 今日の講演では、一般に増幅効果と情報の重み付け効果があるとされる一過性信号が、アウェアネス(気づき)や事象知覚にどのような影響を与えるかについての研究結果が発表されていました。 Motion Induced Blindnessその中でMotion Induced Blindnessを扱ったものがありました。 人間の視野には実は重要な箇所に神経伝達域があって、死角があります(ちなみにイカの眼は人間とよく似ているものの、神経伝達域が眼球の外側にあるので死角がありません)。死角は普段は脳内で補完されているために気づきません。 このサイト(Mo

  • 『欲望解剖』 脳科学とマーケティングのフュージョン - 【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

    トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。 脳科学者の茂木健一郎先生、法政大学大学院ビジネススクール教授の田中洋先生が各々のお立場から「欲望」を論じ、充実した対談まで収録した快著です。 茂木健一郎先生は、TV番組の司会でも活躍しておられますし、書店の新書コーナーでは先生の著作を見かけぬことはありません。 田中洋先生は、わが国のマーケティング、ブランド論の第一人者です。 『企業を高めるブランド戦略』、『デフレに負けないマーケティング』は私のバイブルですし、今の私は先生が翻訳された『世界最強CMOのマーケティング実学教室』を読みたくてウズウズしているのです。 昨年(2006年)12月、この『欲望解剖』を購入し、そろそろ読み始めようとバッグの中に入れていたある日、田中洋先生と初めてお会いできたのは嬉しい限りでした。

    『欲望解剖』 脳科学とマーケティングのフュージョン - 【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析
  • 反復練習が脳力を高める: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 何かしらの知識を身につけ、自在に扱えるようにするには、反復的な練習が有効なことは今更いうことでもないでしょうか? でも、そうした反復練習そのものを自分の生活に意識的に取り込んでいる人はすくないような気がします。 反復を生活のなかに取り込む反復をするには、毎朝毎晩歯を磨くとか、1日何キロ走るとか、週に1冊はを読むとか、生活の中である程度は習慣化していかないと反復そのものが成り立ちにくいでしょう。 スポーツ選手の練習というのは、まさにこうした意味での反復ですよね。営業マンが1日の外出件数を決めて行動するのも同じような意味があるのかもしれません。そして、何より日々、ブログを書くことも反復練習を可能にする習慣化の1つの方法です。 前に「ブログを書くことはスポーツをすることと同じだ

  • 「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤/下條信輔: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 このは『欲望解剖』で茂木さんが「イリュージョンの質について知りたい人は」このを読むとよいと語っていたのがきっかけで手に取ったのですが、その言葉通り、錯視や錯誤を手がかりとして、脳と意識、意識と身体、環境などの深いつながりについて考察しているです。 錯誤と正しい認知このでは、かけると上下左右が逆さに見える「さかさめがね」や色つきめがねなどの例を用いて、脳はそうしためがねを長い間、かけているとそれにあわせて適応してくる話を紹介してくれています。 さかさめがねをかけると当然上下左右が反対に見える。でも、それをずっとかけ続けていると、上下は1週間で、左右も4週間ほどで通常通り見えはじめるそうです。 不思議な感じがしますが、元々眼の網膜に映った図像は上下さかさまであることを

  • 意識の中心と周辺: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 アイトラッキング調査をしていると、人が見ているものとその人の意識が必ずしも一致していないんだなということに、あらためて気づかされます。 目はWebの画面を追っていても、実際には見ているという意識がないことがあるんです。 調査結果のホットスポット分析の画像で長く注視していたポイントについて、被験者に尋ねても、そこを見ていたという記憶がなかったり。また、何かの記事を読んでもらっていて、視点の移動が時々、前の段落に戻ったりすることが見られますが、そういう場合も単純に読み直したくなったというケースもあれば、他のことを考えてしまって読んでなかったことに気づいて戻るというケースがあったりします。 なので、アイトラッキングの目の動きだけを見て、どこを見ていた/見ていなかったを判断するのは

  • 不可視な結びつき、匿名のアイデンティティ: DESIGN IT! w/LOVE

    そもそもアイデンティティというのは、自身と誰かほかの相手との相互関係のなかで生まれてくるもので、一般に信じられているように、個のなかに存在するものではありません。 ヒトの意識が脳の中に閉じ込められたことはいまだかつて一度もないその意味でちささんが引いてらっしゃる梅田さんの次のような言葉にも実は盲点があるんです。 これまでは人間の脳という物理的な制約の中に閉じ込められてきた個人の経験や思考が、これからは他の人たちとゆるやかに結びつき始めるのである。 個人の経験や思考が完全に「脳の中に閉じ込められた」ことなんて、いまだかつて一度もないということがここでは語られていません。 梅田さんはおそらくわかって書いてらっしゃるのでしょうけど、「これからは他の人たちとゆるやかに結びつき始める」というのは、実は当に「結びつき始める」わけではなくて「元々結びついていたものがあらためて結びつき始めたように見える

  • 脳の来歴: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日も紹介した下條信輔さんの『「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤』というでは、そのサブタイトルにもあるように、意識をもつ脳を単独の器官として捉えるのではなく、身体や環境とつながった、さらには身体的経験や環境における経験の履歴との強い連携(カップリング)をもったものとして扱っています。 脳だけでは意識は生まれないこれはジェスパー・ホフマイヤーの『生命記号論―宇宙の意味と表象』でも示されていたことです。 ホフマイヤーは、意識をつかさどるのは、通常考えられているような神経系の特権ではなく、自己と外部の区別を認識することではじめてその機能が成り立つ免疫系もまた、ヒトがもつ意識の形成に大いに影響を及ぼしていることを強調しています。 先日、紹介したジェラルド・M・エーデルマ

  • 脳は空より広いか―「私」という現象を考える/ジェラルド・M・エーデルマン: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 2007年最初の書評はこれから。 『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』は、脳神経科学者ジェラルド・M・エーデルマンが、神経細胞群選択説=TNGS(Theory of Neuronal Group Selection)とダイナミック・コア仮説により、意識とクオリアの謎に迫る一冊。 年末に読んだニコラス・ハンフリーの『赤を見る―感覚の進化と意識の存在理由』も面白かったが、こちらもより理論的な視点で「意識とは何か」というテーマを考察していて、非常に興味深かったです。 どちらもページ数にして200ページに満たないものなので、むずかしいテーマながらも最後まで一気に読める点でもおすすめ。 神経ダーウィニズムさて、エーデルマンが提唱するTNGSという理論は、ダーウィンの進化論に

  • amazonアフィリエイト 2006年年間注文数ベスト10: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 当ブログでのamazonアフィリエイトでの2006年の年間注文数ベスト10をご報告。 1位:マーケティング2.0 共著とはいえ、はじめてを書くという経験をさせてもらったという意味で、このが1位になったとはありがたいですね。買っていただいた皆さん、ありがとうございます。 今年もまた何かおもしろいを書ければいいなと思っています。 2位:ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論 ピーター・アトキンスの『ガリレオの指』が2位とはちょっと意外でした。確かにすごく興味をひかれるですけど、分厚いし、その分、値段もお安くないですしね。でも、これは文句なしにおもしろい。僕自身、2006年に読んだのベスト5に入れたいですね。 3位:アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、

  • ダイナミック・コア: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ダイナミック・コアは、脳神経科学者ジェラルド・M・エーデルマンのグループが提唱したTNGSで使われる用語で、脳内で機能クラスターとしてふるまう「相互採用する系」を示す。主に視床-皮質系で営まれ、コアは信号を主にコア自身の中でやりとりをし、その再入力性の信号のやりとりが意識状態を生み出すと考えられている。 ダイナミック・コアの再入力性の神経活動は、外界や脳自体の信号を、それらクオリアの感じる状態、つまり、「X(ヒト、コウモリ等々)であるとはどのようなことか」へと「現象変換」する。(中略)ダイナミック・コアの活動からクオリアへ、という現象変換が起きるということは、コアの神経活動によって高次元の識別がもたらされるということであり、言い換えれば、コアの活動なくして高次元の識別はない