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2006年8月31日のブックマーク (9件)

  • 散逸構造論(3) - 哲学的な何か、あと科学とか

    エントロピー増大の法則に逆らって、 偶然、局所的に小さな秩序を作ることがありうる。 これを「ゆらぎ」と呼ぶ。 プリゴジン以前の科学では、 この「ゆらぎ」という小さな秩序、小さな偶然は 無視されてきた。 「はぁ?全体のなかの一部が、ちょっと秩序を作ったからといって、 何が起こるんだよ?そんなのすぐに壊れるだろう?」 それは、そうだ。 実際に、確率論で考えたって、そんな小さな偶然は、 すぐに巨大な全体の中に、かき消えてしまう。 だが。 事実は違ったのである。 たしかに、その小さな秩序は、無視できるような小さな影響しか持たないが、 それでも、自分の周りの粒子たちに、少しだけ影響を及ぼす。 そして、その小さな影響は、その隣りの粒子に影響を与え、 さらに、そのまた隣りの粒子に影響を与え……と、 次々と連鎖的に影響が伝わっていく。 これにより、その秩序を中心とした、 ちょっとした小さな渦巻きを生むこと

  • 散逸構造論(プリゴジン)

    エントロピーの法則だけに従えば、世界は停止しつつある。 なぜこの宇宙には秩序や構造があるのか?その創造はなぜなされるのか? 原子は放っておけば、無秩序に向かうとされるが、実際には放って置かれている原子などあるのだろうか? どこかおかしい…… 少なくとも生物学的な世界はますます成長し組織を失うのではなく、より組織化されつつあるではないか! こうした疑問を持ち続けた化学者がいた。イリヤ・プリゴジンである。物理学と生物学、可逆な時間と不可逆な時間、秩序と無秩序、偶然と必然を一つの枠組みにいれてその相互関係に注目するとき、雄大な理論が作られた。それは議論にあたいするのは当然だが、この場合はさらに強力で威厳のあるものとなった。彼はその研究である「散逸構造論」で1977年にノーベル化学賞を受賞した。相対性理論、量子論以来の最重要科学的発見とされている。 ニュートンのモデルも当時の知的ゆらぎから派生した

  • Ad Innovator: エデルマン・テクノラティ:日本のブロガーによるPR調査結果

    PR会社エデルマン・ジャパンとブログ検索のテクノラティ・ジャパンが日のブロガー213人を対象にした調査結果をまとめた。日米で、ブログをする理由や情報源に対する信頼などは大きく違っているものの、企業や商品のことを積極的に書くブロガーの姿が見られる。 リンク:第1回 日のブロガーに関するPR調査(PDFのダウンロードが始まります) August 30, 2006 in Weblogs | Permalink TrackBack TrackBack URL for this entry: https://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8341bfeba53ef00d83532de6d53ef Listed below are links to weblogs that reference エデルマン・テクノラティ:日のブロガーによるPR調査

  • 何の情報も持っていなければ、自由選択を利用することもできない: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 自分用にメモ。 志向姿勢を使わないと、こういった自然の複雑なパターンはとても説明しきれない! 遺伝子レベルで予測できるゆっくりしたパターンは、心理学レベルや社会学的レベルで予測できるパターンととてもよく似ている-というよりその予告編のようなものだ-機会、認知と無知、競合相手に対する最適手段の追求、回避と報復、選択とリスクなど。進化論的研究開発における手段や対抗手段には、だれもそれを明示的に検討していなくても理論的根拠がある。わたしはこれを浮遊する理論的根拠と呼んでいる。それはわれわれが個別に検討してはっきり認識した理論的根拠に何十億年も先立つものだ。その中にはどちらの領域でも通用する害の回避についての基原則も含まれている。その原則とは、自分の運命がどうなるかについて何の情

  • Webサイトの運営管理にも役立つ意思決定の4つの段階|アークウェブのブログ

    山岸です。 ハーバート・A・サイモン( Wikipedia - ハーバート・サイモン )は、経営で最も重要なことは「意思決定」であるとし、問題解決のための意思決定について4つの段階を示しました。 1) 情報活動(intelligence activity)→ 問題の発掘、発見の過程 2) 設計活動(design activity)→ 実現可能な代替案の設計 3) 選択活動(choice activity)→ 代替案の選択 4) 検討活動(review activity)→ 選択案の結果を検討 「情報活動」とは、問題を探り当てる過程で、「発見」と「発掘」に分かれます。発見は製品やサービスへのクレームなど顕在化した問題についてです。発掘は潜在的、表面にあらわれにくい問題を明らかにします。 「設計活動」では、明らかになった問題に対して対策案を考えます。一つでは選択の余地がありませんので、代替案は

  • GLOCOM 「地球智場の時代へ-情報社会学シリーズ- 」(情報通信ジャーナル連載): 第9回 : ポストモダン 情報社会の二層構造

    GLOCOM 「地球智場の時代へ-情報社会学シリーズ- 」(情報通信ジャーナル連載) Center for Global Communications,International University of Japan 国際大学GLOCOMの研究員が『情報通信ジャーナル』誌で行ったリレー連載 「地球智場の時代へ-情報社会学シリーズ- 」の各論文を、電気通信振興会様のご好意により1月遅れで転載・公開するものです。 top about philosophy history organization access sitemap 国際大学グローコム 教授・主幹研究員 東 浩紀 ご好評いただいている連載も第9回目。今回は東浩紀教授・主幹研究員に、情報社会を「ポストモダン」という観点から分析していただいた。東教授 によると、ポストモダンの現代は、近代国家を特徴づけていた「全体性」への信頼が失われた

  • 電脳@番頭::リターンズ

    とある旅館マンの気ままなIT系備忘録系広く浅くの興味Blog… ホテル・旅館など宿泊業に革命をもたらすインターネット。幸運の女神の前髪を掴め! さてTVをつければ「ドコモ2.0」の文字が乱舞していますね。「ドコモに移転ゼロ」とか揶揄されていますが。 確かに「いまさら2.0かよ」という感じがするのですが、それはネットヘビーユーザの意見。「そういえば、2てんなんとかというの聞いたことあったな」程度の認識層が大多数だろうから「NTTドコモ発で大々的に使ってみよう」という目論見なのかと。 確かにヘビーユーザより、ネット環境はあるがたまにしか使わないという層が圧倒的なんだろうな。ということを以前、電車男から推測したこともあった訳なんですが。 とまあ前フリはこのへんで。 同じ様に一時ネットのヘビーユーザ層にインパクトを与えたのが、ポッドキャスティング。iTunes&iPod連係とかRSSを利用した

    電脳@番頭::リターンズ
  • 企業への信頼、企業で働く人への信頼: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 魂はどこに? 人間は責任を持つ存在で、自分の運命の主導者なのだけれど、それはわれわれの質が実は魂だからだ、という人気のある考え方がある。魂というのは神様に属するなにやら非物質的な不死の代物で、それがいわば霊的な人形遣いみたいに、物質的な肉体に宿ってコントロールするのだそうな。 企業や企業で働く人は信頼できない?mixiでやってるコミュニティのほうで、口コミに関して意見を聞いているんだけど、それを読んでると、どうして今の日ってこんなに企業に対する信頼がないんだろ?ってことを感じます。 いや、企業に対する信頼もそうなんですが、企業で働く従業員に対する信頼がとても薄いのかななんて感じます。 自分もどこかの企業で働く従業員であるはずなのに、他社の従業員(例えば自分が行った店の店

  • Japan.internet.com Webマーケティング - ブロガーの片想い、「企業からのコンタクト一度もない」半数以上――テクノラティ調べ