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ブックマーク / www.coprosystem.co.jp (117)

  • サービスをビジネスとしてデザインするために - Think Social Blog

    先進国の経済はサービス志向に大きく傾いています。 私たちにご相談いただくお話も、以前は新商品の開発のお話が多かったのですが、ここ最近は新しいサービスの開発のお話が増えてきているように感じています。 その背景を理解するのに、ヘンリー・チェスブロウの『オープン・サービス・イノベーション』は参考になります。 オープン・イノベーションの父と呼ばれるヘンリー・チェスブロウはその著書のなかで、現在、先進国の大部分の企業が「コモディティ・トラップ(コモディティ化の罠)」に陥っていると指摘しています。グローバル化したビジネス環境で「製造拠点が世界中の低コスト地域に広がって、価格を下げるコモディティ化のプレッシャー」が企業の競争環境を一段と激しくしていると同時に、インターネットの普及やテクノロジーの進歩などが要因となってますます製品寿命が短くなる傾向が組み合わさることで、企業はコモディティ・トラップにはまっ

  • 【参加者募集】未来をつくるワークショップシリーズ 第2回:ゲームストーミング - Think Social Blog

    下記でお知らせさせていただいたワークショップは、残念ながら最低催行人数に満たなかったため、開催を中止させていただきました。 未来をつくる方法である、デザイン思考を体験的に学ぶ「未来をつくるワークショップ」シリーズの第2回目を、12月11日(火)に開催させていただきます。 一昨日の27日に行なった第1回目では【未来の「初対面」をデザインする】をテーマに「行動観察」や「メンタルモデルの作成」「プロトタイピング」といった方法を用いて未来をデザインするための発想の方法を体験いただきましたが、今回は「ゲームストーミング」のいくつかの手法を用いながら、常識にとらわれない発想を生み出すために、いかに自分たち自身の思考を自由にしていけばよいかをグループワークでの作業を通じて学んでいただける機会として企画しました。 なにか新しいものを生み出す際の一番の障害となるのは、いつでも自分たち自身の常識や思い込みで、

  • 「新しい体験を生み出す方法としてのコ・クリエーション」の講演資料公開 - Think Social Blog

    11月20日にロフトワークさんの主催で行なわれたセミナー「[ケーススタディ]オムロンヘルスケア社はなぜイノベーションを起こせたのか?」の第1部で「新しい体験を生み出す方法としてのコ・クリエーション」というタイトルでお話させていただきました。 そのときの講演資料をSlideshareにアップしましたので、ここでもシェアさせていただきます。 「新しい体験を生み出す方法としてのコ・クリエーション」講演資料 今回のセミナーのメインでは、オムロンヘルスケア社が行なった「眠り」という切り口で"ユーザ体験"をデザインする戦略への転換した「ねむりラボ」の事例が紹介されました。 その戦略において、Facebookなどを用いてオープンにユーザーと「眠り」に関する対話を繰り返しながら、「眠り」に関するユーザーのインサイトを見つけながらサービスの方向性を見出していく、僕が「コ・クリエーション」と呼ぶアプローチが用

  • 「コ・クリエーションする未来」の講演資料を公開 - Think Social Blog

    11月1日にOpenCUの主催で「コ・クリエーションする未来 〜「共同デザインの面白さ」を体感するワークショップ〜」というワークショップの講師をつとめさせていただきました。 ▲ ワークショップでの2人1組での相互インタビューの様子 今回は、そのときに使った講演資料を公開させていただきます。 コ・クリエーションする未来 〜「共同デザインの面白さ」を体感するワークショップ〜 from Hiroki Tanahashi 当日は、この資料をもとにした講演を20分強させていただいたあと、インタビュー〜アイデアスケッチ〜プロトタイピングと続く、デザイン思考を使ったアイデア創出体験をしていただきました。40名弱の参加者に集まっていただいたので、なかなか個別にアドバイスすることはむずかしかったですが、楽しんでいただけたのではないかと思います。 ご興味のある方は、同じような内容をすこし時間も人数も余裕をもっ

  • オープン・イノベーションと知のダイナミクス - Think Social Blog

  • オンラインでのコ・クリエーションをデザインする - Think Social Blog

    「2025年の世界では、インターネットなどのテクノロジーの力により、イノベーションと創造が「マス(大量)」型の活動に変わる。大勢の人がそのプロセスに参加するようになるのだ」 リンダ・グラットン教授による『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』でマス・イノベーションの時代の到来が予告される一文です。 ここでの「マス・イノベーション」とは、このブログで「参加型デザイン」とか「コ・クリエーション」と呼んでいる創造の方法がより進化し一般化したものと考えてよいと思います。 グラットン教授は、メディア専門家のクレイ・シャーキーによる人が1日1時間テレビを見る時間を減らせば世界全体で1日90億時間以上生み出されるという「思考の余剰」を人びとが有効に用いるようになることで、「「思考の余剰」を手にした世界中の人びとが毎日何十億時間もの時間を捧げ、互いの専門技能とアイデアを持

  • 創造のダイナミクスの3段階 〜集める、集合同士をつなぐ、ズレを取り込む〜 - Think Social Blog

    多様なものが集まり合って、その集合のなかでそれまで出会うことのなかった異質なもの同士が関わりあうところから新しい何かが立ち上がってくる。異質な文脈同士が1つの集合のなかで重なり合い、別の文脈を生じさせるプロセス。そして、これまでなかった新しい文脈ですでにある素材を見つめ直せば、これまで思いもつかなかった組み合わせが浮かび上がってくる...。 新しい物事を組織的に生み出す環境を準備しようとすれば、そうした多様性をもった異質な者同士が集い、コ・クリエーションするような場をいかに用意するかといったことがまず課題となります。 それは前回の記事「ブレインストーミングを成功させるためには何が必要?」で取り上げた、ほかの人のアイデアを発展させたりしながらとにかくアイデアの量を増やすブレインストーミングでも同じで、数多くの異なるアイデア同士が互いに絡み合うような形がつくれた場合ほど、斬新なアイデアが出てく

  • ブレインストーミングを成功させるためには何が必要? - Think Social Blog

    何か新しいアイデアがほしいときに何人かで集まってブレインストーミングをやること自体は、もはやビジネスシーンで普通に見かけられるようになった光景ではないかと思います。数人が集まって、それぞれが思いついたアイデアをポストイットに書いて貼っていったり、ホワイトボードに書き出してみたり。アイデアをいろいろ考えること自体は楽しい作業なので、その場は他の業務を行なっているときよりも盛り上がることが多いと思います。 けれど、新しいアイデアが欲しくて行なったブレインストーミングが当初の目的どおりの成果を得られて成功に終わるかというと、その成功率は決して高くはないでしょう。なかなか斬新なアイデアが出てこなくて、ありきたりの答えばかりが集まってしまうというケースも多いと思います。 ブレストを成功させるための要素にはどんなものがあるのでしょうか? そもそも、おもしろいアイデアってどうしたら出せるんでしょうか?

    gitanez
    gitanez 2012/10/12
  • 複雑系の関係性のなかで社会のイノベーションを考える - Think Social Blog

    混雑した駅の構内やホームを歩いているときに、不意に前を行く人が立ち止まってしまい、行く手を阻まれるような恰好になることがあります。立ち止まったのは、自分の前をさらに別の人が通り過ぎようとしていたりするのをよけるためだったりするのですが、前をよけることで後ろが詰まってしまうことにたいていは気づかなかったりします。 背後にはなかなか目が行き届かないので仕方がない面もありますが、ちょっと意識を働かせれば混雑している人の流れのなかで自分が立ち止まってしまえば後ろが詰まるかもしれないことは予測できます。それに気づけば立ち止まる選択をするのではなく、空いている空間のほうに方向転換しながらも前に進む歩みを止めないという選択もあることに気づくこともできます。 けれど、そうした流れ全体に意識がまわらず、自分の目の前の障害に対して「よけた」という単純な反応だけで満足してしまうと、「よけた」ことが別の人たちの「

  • そろそろ「エクスペリエンス」について思い込みを捨てて考え直してみないと - Think Social Blog

    先日、開催させていただいた「オブザベーション・ワークショップ」の終了後、参加者の1人と「ユーザーエクスペリエンス(UX)」に関する話をしました。 その際、僕の方からお話ししたのは「経験について考える際に、なんでもかんでもUXという形でUをつけて考えてしまう見方はそもそも人を馬鹿にしていると思う」ということでした。 もちろん、僕自身、人がユーザーとしてプロダクトやサービスを利用する際の体験をよりよいものにしようとする活動はとても重要なものだし、必要不可欠な思考だと思っています。 それはプロダクトやサービスを作り上げる上で、利用する人に対する大切なおもてなしの気持ちであり、やさしい配慮だと考えていますし、そのために様々な試行錯誤を通じて、よりよりユーザー体験を実現するのはとても意義あることだと信じています。 けれど、それにはまず利用者の側からみてプロダクトやサービスを新しく作る必要性そのものが

  • イノベーション創出を目的としたプロジェクトを設計するための3つの要素 - Think Social Blog

    いま存在しない未来を自分たちの力でつくりあげようとする際、最も障害となるのはさまざまな外的な要因ではなく、実は、自分たち自身が無意識のうちにつくりあげてしまっている世界観=メンタルモデルだったりします。 とりたててARなどの仮想現実の技術を使わずとも、私たちは普段から抽象化というメガネをかけて当の世界とは異なる世界像を見ています。そのメガネを通してみた世界観が個々人それぞれがもつモノの見方であるメンタルモデルです。メンタルモデルをあらかじめ形成しておくことで、私たちは普段の生活のなかで効率的に、効果的に行動するための判断を容易にしています。 ところが、そのメンタルモデルが、未来について考えようとする際には、誤った判断を生み出すバイアスとしても働いてしまうのです。現在に最適化したメガネが未来の映像を曇らせるのです。 過去の成功体験からつくられた「こうすれば儲かる」といったメンタルモデルが、

  • 作ったモノを提供するのではなく、いっしょに作りあげる機会を提供する - Think Social Blog

    Tweet ここ最近のブログ記事やFacebookページの投稿でも繰り返し述べてきていことですが、これからの社会課題の解決は、企業中心に行なわれていた従来型のソリューションのようにモノやサービスを提供することで問題解決を目指すやり方ではなく、問題を抱える人やその地域に暮らす人びとが積極的に参加して問題解決のための活動を行いながら、持続的に問題解決のための活動を行えるようなコミュニティを生み出していく方法が求められてきているということを強く感じます。 今回は、アメリカで子供の遊び場である公園造りを通じて地域コミュニティの再生に取り組んでいる事例を紹介しながら、問題解決の方法が「モノの提供」から「解決の場の提供」に変化している傾向を見ていくことにします。 公園を造ることで子供たちに遊び場を提供する非営利法人Kaboom!(カブーム) 全米各地に公園を造ることで子供たちに遊び場を提供する非営利法

  • 複雑な社会課題は多様性をもった「みんな」で解決する - Think Social Blog

    Tweet 複雑で、その解決方法が未知である課題の解決には、専門家だけがクローズドにアイデアを出し合うよりも、様々な視点をもった多様な人びとにオープンに課題解決の場に参加してもらいながら、課題解決の方法を模索していくことが有効だと、最近いろんな場面で実感するようになっています。 昨日の「対話の場のファシリテーションと多様性」でも、そのあたりにすこし触れてみましたが、今回は複雑な社会課題の解決を多様なステークホルダーを巻き込んだ共同デザインの形で進める事例なども紹介しつつ、オープンな場でのイノベーション創出、未来のデザインということについて考えてみようと思います。 事例"The Bridge project" そうした視点から取り上げてみたいのがスコットランドのサービスデザイン会社Snookが、スコットランド政府やグラスゴー大学と共同で進めている"The Bridge project"という

  • 対話の場のファシリテーションと多様性 - Think Social Blog

    Tweet 昨日、「地域×女性 〜地域ではたらく未来の場づくり〜」と題されたフューチャーセッションに参加してきました。 格的なフューチャーセッションへの参加は実ははじめてでしたが、とても盛り上がったセッションで楽しく刺激的な時間を過ごせました。 テーマがテーマだけに参加者の大半が女性を占めた雰囲気でしたので、最初は緊張もありましたが、セッションがはじめるとそれも和らいできて、他の参加者の方とさまざまなお話をすることができました。 ひさしぶりの更新となる今回は、そんなフューチャーセッションの話からスタートしつつ、デザインや思考のプロセスに"多様性"を持ち込むことの大事さについて、すこし考えてみようと思います。 他人のペースに巻き込まれて予想外の状況に置かれつつも笑っていられる場 内容についてもすこし触れておくと、最初に「あなたにとって"心地のよい"ことは?」という質問が出て、それぞれ自分な

  • 「エスノグラフィー」と「ワークモデル分析」のサービス紹介ページを作成 - Think Social Blog

    Tweet 弊社コプロシステムのWebサイトのサービス紹介ページに「エスノグラフィー」と「ワークモデル分析」の2つのサービスの紹介ページを作成しました。 もちろん、両方とも、実際にはすでに以前からサービスとして提供していたもので、多くのお客様にご利用いただいているサービスではあります。 ただ、Web上にきちんとしたサービス紹介ページを作成していなかったこともあって、いくつかのお客様からは「エスノグラフィーの実施はできますか?」と訊かれたりすることもあったので、今回あらためてまとめてみました。 エスノグラフィーに関しても、ワークモデル分析に関しても、これまでこのブログでも何度となく取り上げてきたので、今回はどんなサービス紹介にしたかをそれぞれすこしだけ紹介。 まずは「エスノグラフィー」サービスに関しては、冒頭でこんな風に書きました。 フィールドワークでの観察・インタビューに基づき、他者の思考

    gitanez
    gitanez 2012/08/08
  • Think Socialが目指すもの、提供するもの - Think Social Blog

    Tweet なんとなく思うところもあり、あらためて自分自身がこのThink Socialで実現しようとしていることが何か、そのためにやっていくこと・提供していく価値は何か?ということを、こんな風に描きながら頭で思い浮かべていることを整理してみました。 さらに自分自身で整理するためにも、考えていることをここで文章化しておこうと思います。 Think Socialでやりたいこと。それを一言でいうなら、自分たち自身がこれから生きていくための「新しい未来」をつくる活動をいっしょにできる人たちとつながったり、そういう活動の場を作っていくことです。 そして、そうした活動を通じて、人びとがこれからの社会を生きていく上での基盤となるコミュニティ(これまでの社会を支えてきた企業や学校などのコミュニティを補足あるいは代替するものとして)を、いかに経済的にも文化的にも自律性をもった形で再創造するか、そして、その

    gitanez
    gitanez 2012/07/26
  • 未来をつくる方法の1つとしてのデザイン思考 - Think Social Blog

    Tweet 昨日(7月23日)、某会社で「デザイン思考」を中心的なテーマとした講演をする機会をいただきました。 このブログでもいつも述べているとおり、イノベーションの方法としてのデザイン思考という観点でお話をさせていただきましたが、今回は、なぜいま「デザイン思考」や「イノベーション」が求められているのか?という点を、世界的な「未来志向」の高まりという観点から考え、お話させていただきました。 講演資料「デザイン思考による人間中心のイノベーション」 その講演で用いたプレゼンテーション資料をすこしカスタマイズしてスライドシェアにアップしましたので、ここでも紹介しておきます。 講演の内容は、 なぜ、いまデザイン思考なのか? イノベーションとユーザー体験 デザイン思考のメソッド といった3部構成で、「未来を作る方法」としての側面から、いまなぜデザイン思考が求められるのか?といった点、それから具体的に

  • 社会に対する個人の関わり方の「これまで」と「これから」 - Think Social Blog

    Tweet 社会に対する個人の距離のとりかたが大きく変わってきているのが感じられないでしょうか? 今回はそのあたりの変化の傾向を整理する意味で、社会に対する個人の関わり方の「これまで」と「これから」をすこし比べてみようかと思います。 社会に対する個人の関わり方「従来型」 個人が社会に接する際の態度は、従来はどちらかといえば、とても間接的で、傍観者的であったかと思います。 テレビなどのメディアを通じてしか社会の情報を入手できなかったり、社会に対して何かしらの価値を提供するような活動を行うにもどこかしらの企業に属する会社員という立場で行なうことが大多数の人に求められました。そして、何より社会に存在する財を利用したければ、それらに対して金銭という代価を支払った上で、それらを商品として購入し所有することが求められました。 そして、個人は、社会に対して間接的かつ傍観者的に接する際、それぞれ分業化され

    gitanez
    gitanez 2012/07/11
  • イノベーションにつながるアイデアの3つの条件 - Think Social Blog

    Tweet イノベーションにつながる新しいアイデアを生み出そうとする際に、障害となるものが2つあります。 「マーケティング主導」と「技術主導」への偏りがそれです。 いずれも新しいアイデアを創出し、実現していく上では欠かせないものなのですが、そのいずれかに偏ってしまうとアイデアの可能性を狭めたり、アイデアそのものを凡庸なものにしてしまいがちです。 マーケティングと技術は、昔からよく対立するものといわれていますが、その対立そのものが新しいアイデアを阻む要因ではありません。仮にマーケティングと技術が仲良くやれたとしても、まだ障害は残ってしまうのです。 今回はそのあたりをすこし考えてみようと思います。 何故「マーケティング主導」や「技術主導」への偏りがイノベーションの障害になるのか? を考えるにあたって、IDEOが昔からイノベーションにつながる「成功するアイデアの条件」として挙げている以下の3つの

  • 道なき道を歩いてく 迎合せずただマイペース - Think Social Blog