公務員の出張 余禄生まぬ旅費制度に(8月30日) 費用をまかなえる宿泊費を支給されながら、公費が投入されている共済組合の助成制度も利用する―。 道内の市町村職員が札幌への出張で共済組合運営のホテルを利用する際に、こうした手法で旅費を浮かすケースが相次いでいることが判明した。 出張旅費は市町村の予算から出ている。一方、助成金を支給する共済組合の事業費は組合員である職員の掛け金と市町村の負担金の折半だ。 旅費をもらって助成制度も利用すれば、公費を二重に受け取り、差額を余禄(よろく)として得ることになる。「生活の知恵」の範囲を超える。 「小遣い稼ぎ」が可能なのは、市町村の多くが出張旅費の宿泊費を定額で支給しているからだ。 以前であれば、実際の費用が宿泊費の定額を超え出張が赤字になることもあっただろう。しかし今は低料金のホテルが増えており、予約の方法によっては各種の割引もある。 公費の二重取りは論
「○○中学校修学旅行団、日程1日目を終えました。ご安心ください」。修学旅行シーズンのこの時期、テレビで頻繁に流れる、おなじみの「修学旅行CM」。秋田では、ごく当たり前の光景だが、他県の人にとって、珍しい、不思議なCMだ。いつから、誰が始めたのか。秋田しかやっていないのか。疑問に思って調べてみた。 筆者は、秋田のお隣、岩手県出身。今春、秋田に赴任したが、テレビで「修学旅行CM」を初めて見た時、「これ何?」と驚いてしまった。岩手で見たことはなく、秋田の人に聞いたら、「ずっとやっている。変ですか?」。変ではないのだが、やはり不思議な広告だ。 CMはいつから、どんな目的で始まったのか。 ABS秋田放送は「昭和年代には始まっていたようだ」。1967(昭和42)年入社のアナウンサーの「入社直後に野球中継の前に原稿を読んだ記憶がある」という証言から、推測される。 営業局長の大高誠一さん(61)
関西方面への修学旅行で新幹線に乗り込む佐賀県鳥栖市立鳥栖中の3年生たち=福岡市博多区のJR博多駅で2012年5月22日、三木陽介撮影 ◇鉄道ダイヤ、1年前から調整/バスガイドを学校派遣 5〜6月にかけて、中学高校は修学旅行シーズン真っ盛りだ。観光地の名所旧跡をはじめ、新幹線のホームや空港ロビーでは、制服に身を包み、大きなかばんを手にした一団をよく見かける。何百人もの生徒たちの行動は分刻みだ。その数は年間ざっと約200万人。正確さと安全さが求められる「大移動」を陰で支えている人たちを追った。【三木陽介】 修学旅行には、必ず添乗員が同行する。旅行代理店の社員だ。生徒とのつきあいは修学旅行中だけの短期間だが、この日に向けた準備は1年以上前から始まっている。 修学旅行が決まるまでの流れはこんな感じだ。JTB九州の修学旅行担当、福島大輔さん(25)によると、まず学校が、出発日の1年〜1年半前に希望地
高校までの生徒たちにとって最大のイベントは修学旅行だ。「修学」とは裏腹に、枕投げや就寝時間後のおしゃべりだけが思い出に残る人も多いだろう。40歳の私(記者)も、中学では京都と奈良、高校時代は北海道に行ったが、昼間巡った場所はあまり記憶に残っていない。「修学旅行」という言葉が誕生して120年あまり。旅先や内容は多様化し、行動も集団から少人数の班単位へと変わりつつある。最新の修学旅行事情とその変遷をたどった。【三木陽介】 ◇行き先、内容が多様化 増える班単位、農村「民泊型」 青い体操着に長靴姿の男子中学生5人が慣れぬ手つきで、イネの種まきの準備作業を手伝っていた。16日、熊本県・阿蘇山のふもとの民家。5人は大阪市立佃中(大阪市西淀川区)の修学旅行中の3年生だ。前夜から農業、山部今朝範さん(68)の家に滞在している。 生徒約160人は4〜5人ずつ阿蘇山周辺の民家に分宿。山部さん方の5人は到着した
愛媛県の小学校が、予定していた福岡県北九州市への修学旅行を延期した。北九州市で震災がれきの焼却処理が始まったのが理由で、保護者から「安全に対して不安がある」といった声が出たのだという。 修学旅行を取りやめたのは愛媛県松山市の日浦小学校。学校によると、2012年5月24日から25日にかけ、6年生の6人全員で広島県の平和記念公園や山口県の水族館を訪れ、北九州市内で1泊という予定だった。 スペースワールドが焼却施設に近いのを不安視 しかし、北九州市でがれき焼却が始まった23日に6年生の保護者代表から「安全に対して不安がある」という連絡があった。学校側は市のサイトで安全であることを確認し、保護者や生徒にも伝えてきたが、最終的に6人全員が修学旅行をキャンセルすることになり、延期となった。 保護者からは旅行日程にあったスペースワールド(北九州市)が、がれき焼却が行われている工場の10キロ圏内にあること
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