時間は実は、凍った川だという説が現在、有力です。 つまり宇宙の誕生から消滅まで、すでにもう、時間は存在しているというのです。 むしろ流れているのは、我々のほうかもしれません。 生命体は観測機のような物だと言う説があります。凍った川の中を漂いながら、その時々を観測して、やがて役目を終える。 確かにそう考えれば、納得できる部分もあります。 しかしなぜこういう説が生まれたのか、それを証明する手立てはあるのか、という疑問が新たにわきます。 時間の概念を覆したのは、かのアインシュタインです。アインシュタイン以前は、どこにいようが、今という時間は繋がっていると考えられていました。 宇宙には絶対的な時間が存在している、それが一般的な考え方でした。 分かりやすくいうと、大阪にいる私と、北海道にいる誰かさんの今は、常に同じ時間の中に存在していると考えられていたのです。ところがそこに、行動という要素をプラスす