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ブックマーク / wnyan.jp (6)

  • 無線LAN同士の干渉を考える | 無線にゃん

    無線LANを使った負荷分散(トラフィックオフロード)が盛んに語られるようになり、携帯電話各社とも、Wi-Fi AP数を大幅に増やす方針を発表しているわけですが、一方、各社が勝手にどんどんAPを増やしていくことでいずれ起こる問題が、「Wi-Fiの干渉」の問題です。と言うことで今日はこの話。 まず、Wi-Fiの基的な話。Wi-Fiは、2.4GHzの「ISMバンド」と言う特殊な周波数を使ったシステムです。この周波数は、電力やマスクなど簡単な規定さえ守った機器であれば、どんな場所でどんな風に電波を発射してもOK、と言う、電波を使ったシステムとしては楽園のような周波数帯。なので、Wi-Fiだけでなく、Bluetoothや無線マウスや簡易トランシーバやコードレスフォンなど、ありとあらゆる「簡易的な無線システム」向けに使われています。 で、とりあえず他のシステムは無視してWi-Fiだけに限っても、どこ

  • 無線にゃん

    石川先生の2.5GHz最強説についてツイートで軽く補足しようかと思っていたのですが、案外長くなりそうなので記事を一つ起こすことにしました。 さて、記事では「2.5GHzを先んじてゲットしたKDDI/SBMがそれを良く活用しており、2.5GHz帯の世界的エコシステムも整ってきたから最強のバンドなのかも」という感じの説が展開されています。これに関しては私は全く否定するところはないですし、以前私が「ドコモがなぜ品質が悪いのかのデータ見ちゃった」とつぶやいたのもこの件です。 ただ、私がそのデータを見たとき、もう一つ重要な背景が含まれてる、と感じたので、補足というか補強というか、そういう説明を改めてしておきたいと思うのです。単にいい感じの周波数ですよ、というだけではないのです。あくまでこれは私の仮説なので、これが正しいを言い張るつもりはありませんが。 さて、世の中、低い周波数と高い周波数というのがざ

  • 光の道、その誤謬と、必死なのはなぜの話 | 無線にゃん

    ソフトバンクが光の道はA案かB案か、なんていう広告を大量に出しているにゃん。WEB広告くらいかと思ったら、TVCMまで出しているにゃん。ここまで必死にやるには、裏には相当困っていることが起きているんだろうにゃぁ、と言うところで、いろいろな情報もでてきたので、簡単にまとめ。 まず、ソフトバンクの言っている「A案」「B案」について。A案は光が5000円で地方切捨て、整備も遅い、といい、B案は光が1000円ちょいで地方も全部整備で整備も早い、と広告しているにゃん。まずどう考えてもこの二つが比較になっていない、と言うことに気づきますにゃ。 だって、この情報だけでは、B案以外に選択肢が無いじゃないですかにゃ。それ以外に全く差が無く、この条件だけしかないのであれば、だれが考えてもB案になりますにゃ。しかし国はA案を選択し、ソフトバンク以外のすべての事業者がA案に同意している。これはおかしなことだにゃん

  • HSPA vs WiMAX vs LTE (1) | 無線にゃん

    日は、代表的な高速モバイル通信方式同士を比較しながらそれぞれの特徴を解説してみる回。昨今代表的なモバイル通信方式といえば、おおよそ、HSPA系、WiMAXLTEと言うことになるかと思いますので、この三つを比べながら解説してみます。 まずは基的な方式。二重化方式(送信と受信を区別する方式)としては、HSPAとLTEが周波数を分けるFDD、WiMAXが時間で分けるいわゆるピンポン方式、TDDと言う大きな違いがあり、一方、多元化方式(多数のユーザ同士を区別する方式)に関しては、HSPAがCDMA、WiMAXLTEがOFDMを使うという違いがあります。 これらのことから、まずは周波数・エリア構築の面で大きな違いが出てきます。周波数の使い方として、FDD方式は上下対称のペア周波数が、ある程度きちんと距離を置いて必要となります。「同じ幅で」「ある程度距離を置き」「なおかつ離れすぎず」と言う周波

  • フェムトセルによる干渉 | 無線にゃん

    今も続いているのかな?ちょっと前に話題になった、ソフトバンクの上り回線が64kbpsに制限されている、と言うお話を、技術的に考察してみます。 まず事の真偽は置いておいて、そういう制御自体は出来るのか?と言うお話があるわけですが、答えから書きますと、簡単に出来ます。 特に、「全員一律に規制する」と言うのなら、きわめて簡単に出来ちゃいます。W-CDMAでは、パケット通信とはいえ、その通信チャンネルの速度が通信開始時に基地局から割り当てられ、それを守って通信が行われます。実際にはデータのあるときには相当するチャンネルを占有するような形で割り当てられるのですが、それが非常に細かく制御されているため、パケット単位でのやり取りに見える、と言うような感じです(やや語弊あり)。 とすると、基地局のパラメータをちょこっといじって、「上り方向は64kbpsしか割り当てません」と言うフラグを立てちゃう(と言うか

    gkwl
    gkwl 2010/11/26
  • Skype auの回線交換について | 無線にゃん

    「Skype au」の料金体系発表と言うニュースについて、日の無線にゃん。 前にもちょっと書きましたが、Skype auは、音声通話に関しては回線交換を使うというかなり独特なサービスになっています。 どうして回線交換を使うのか、と言う点についてはいろいろな理由もあると思いますが、大きなところでは二つ、一つは「遅延が無い」、もう一つは「データ通信と干渉しない」と言うところだと思います。 auのネットワークは、CDMA2000とひとくくりにされてはいますが、実際には音声と低速データの「1x網」と高速データの「EV-DO網」に分かれています。auのデータで脚光を浴びているのはもっぱら「EV-DO網」を使った高速通信で、しかしその陰でこっそりと音声は「1x網」を使っている、と言う状況です。 このネットワークの分かれ方、単に論理的に区別されているだけでなく、実際の無線周波数が違っています。1x網の

    gkwl
    gkwl 2010/11/15
    なるほどなるほど。
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