スタートアップにおいてプロダクトのアイディアは練って練って練りすぎてペースト状になるまで練ってからさらに練って、というやりかたが推奨されることが多い。特にソフト業界では、プロトを作っては壊し作っては壊しで練り上げる手法が推奨されがち。ハードウェア・スタートアップのみなさんはこのメッセージを悪い方向で捉えている人が結構いるなーと感じる。 ハードウェアはね、そんなことをやっていたら5年経ってもモノが出ないよ....。練るのは作り始める前まで。そこまでは好きなだけ練ればいいと思うが、練っている間に同じものを作られても知らないよ、と。逆に、ハードウェア初級者はプロトを作ってみるまで何が出来上がってくるかイメージできないことが多く、これを冒頭のメディアや講演会でよく踊るフレーズ『練りまくれ』が悪い意味で相乗した効果を出してしまって、モノが出ない。 言葉は悪いが『割り切り能力』がハードウェアスタートア