携帯電話向けネットサービス大手のディー・エヌ・エー(DeNA)の株価は、同社が1月18日に発表した2008年3月期の連結業績予想の上方修正をキッカケに反転上昇の気配が鮮明になってきた。 2007年12月、増田寛也総務相が携帯電話各社に対して、有害サイトを閲覧できないようにするフィルタリング(制限に抵触しないデータだけを通過させるソフト)サービスを普及させるように要請。これがキッカケとなって、DeNAが運営する高校生など若年層もユーザーとする携帯交流サイトの「モバゲータウン」や携帯競売サイト「モバオク」の利用者減少につながるのではとの懸念から、株式市場で売りが先行する展開が続いていた。 12月12日からそれまでの東証マザーズから1部市場へと指定替えとなったものの、株価は50万円台での中段持ちあいが続いていた。 しかし、こうした市場関係者の業績への先行き懸念を払拭するように、同社が2008年3