フィンランド・ヘルシンキの職業紹介所に入る人(2017年1月10日撮影)。(c)AFP/Lehtikuva/Vesa Moilanen 【1月23日 AFP】フィンランドのユハ・ヤルビネン(Juha Jarvinen)さん(37)には過去に、たった1時間の仕事のために書類の束に記入させられ、揚げ句に失業保険の支給分を差し引かれたという苦い経験がある。だがこのたび同国で試験導入されたユニバーサル・ベーシックインカム(UBI、全国民向け最低所得保障)制度によって、新しいスタートが切れるのではないかと期待している。 フィンランドでは今月1日付で、本制度が試験導入された。これから2年間、失業者2000人に対し、月々560ユーロ(約6万8000円)が無条件で支給される。試験が成功すれば、正式な支給額や条件は現時点ではまだ明確でないものの、国全体で本格導入される予定だ。 緊縮財政を掲げるフィンランドの
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