(CNN) ブラジルの最大都市サンパウロの市長選で、テレビ討論会の生放送中に候補者の一人が対立候補に椅子で殴りかかる騒ぎがあった。 TVクルトゥーラが15日に生放送した候補者のテレビ討論会。ジョゼ・ルイス・ダテナ氏とパブロ・マルサル氏の間で激しい応酬が続いた後、ダテナ氏が椅子を振り上げてマルサル氏に襲いかかった。 マルサル氏はけがをして病院で治療を受けた。ダテナ氏はその後、TVクルトゥーラに対し、マルサル氏に襲いかかったのは、何年も前に片付いた自分に対するセクハラ疑惑の話をマルサル氏が持ち出したからだと釈明した。 「彼が持ち出したのはお蔵入りになったケースだ。証拠がないから警察も捜査さえしなかった。11年前のあれで私の家族は非常に深刻な状況に陥った」とダテナ氏は訴えている。 討論会から締め出されたダテナ氏は16日の声明で、自分は過ちを犯したとしながらも、自分の行動を悔やんではいないと強調し