オペレーティングシステムの低レイヤ部分の問題解析は難しい。 ハードウェアとソフトウェアの両方を大局的に把握する力と、かつ細部まで深く理解する力が必要である。 プロセッサのアーキテクチャ、命令セット、システムのアーキテクチャ、例外処理、スタック管理、割り込み管理、アドレス変換、コンテキストスイッチ、など、包括的、かつ深い理解が必須である。 オペレーティングシステムの開発は経験も必要とするが、経験だけでは解決できない問題も非常に多い。非常に困難な問題にあたると、平均レベルの人には数年与えても解決できないこともあるだろう。一方で解決できる人は見た瞬間、もしくは数時間から数日で解析できる。 オペレーティングシステムのエンジニアは能力に本当に差がでる。生産性が高いエンジニアと平均レベルのエンジニアで比較しても、数十倍は違う。生産性の高いエンジニアが2時間で解決できる問題に、平均レベルのエンジニアでは
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