今、シン・クライアント導入が求められる理由 実際のエンドユーザーはなぜシン・クライアントの導入に難色を感じるのだろうか。それは、ローカルPCが持つ高い処理性能やソフトウェアの互換性、何よりも長く慣れ親しんできたPCそのものを業務に使いたいからである。従来はシステムの導入にこうした声が入る余地もあり、シン・クライアントの導入に至らなかったケースが多くあるが、昨今、個人情報保護法やJ-SOXといった外部的な必要性から、シン・クライアントを積極的に検討しなければならない方向に進みつつある。 IDC Japanの予測では、シン・クライアント関連ソリューションの市場規模は、2012年に約1770億円に達するとしている。これは現在の市場規模からいえばかなりの成長を遂げる市場の1つであり、ベンダーもシン・クライアント事業に対して本腰を据えて取り組む構えを見せている。 「2007年~2012年の国内シンク
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