【あらすじ】 22歳の新入社員・佐倉ハナ。 引っ込み思案でドジな彼女は入社いらい失敗ばかり。 だけど。 彼女にはたった1つ、人に誇れるものがあった。 7歳のころ学芸会を大成功に導いた才能…“朗読”だ。 会社で失敗し、落ちこんでいたハナの耳に入ってきたのは“朗読”の声。 その可憐な声が、彼女をふたたび朗読の世界へと導くことになる。 ・片山ユキヲ「花もて語れ」(1)(小学館) 小学1年のころ。 ハナは両親を亡くし、親戚のもとに引き取られてきた。 誰とも口をきかず、空を見上げて空想ばかりしていた。 そんなハナが学芸会でナレーションをすることに。 誰もが無理と思っていた…だが。 教育実習生・折口はハナの“才能”に気づいていた。 空を見て空想していたハナは。 “雲のキリンさん”の上に“雲のカバさん”がいて、驚いたという。 …なぜ驚いたのか!? 背の高いキリンさんは… 鳥さん以外の動物を… 見上げたこ