ディサイファは2200メートルの前走・AJCCをあっさりとクリアして、長距離への可能性をグンと広げた。 美浦坂路でマーチSに出走するサンマルデュークと併せて、抜群の行きっぷりを見せながら楽々、半馬身先着した。14年都大路S(2着)以来の手綱となった武幸騎手が、「唸っていたね。当時よりかなりパワーアップしている」と絶賛するほどの気配だった。 小島太調教師も、「デキのいいときに(長い距離を)試したかった。前走は7、8分のデキ。今回はしっかりとつくってきた」と期待感十分だ。 また、一杯に追われたデューク(4F53秒4-39秒5-13秒7)については、「以前は腰に欠陥があったが、今は違う。追い切りの動きはもちろん、何から何まで変わった。斤量が敏感になるような馬ではないし、重賞でも楽しみしかない」。土日G制覇もありそうなムードだ。(夕刊フジ) ★日経賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら