ラーメン店「味の時計台」を展開し、10月に神奈川県の外食企業経営者が買収した時計台観光(札幌)が店舗のてこ入れに乗り出す。来年6月までに、道内の直営7店舗のうち3店を豚骨ベースで濃厚な味わいの「家系ラーメン」などの業態に転換、残り4店は店名を維持して順次改装する。集客力を高めて赤字が続く損益を改善し、新規出店も検討している。 第1弾として、11月に閉店した東苗穂店(札幌市東区)を「東雁来魂心家(こんしんや)」として来年1月9日に営業再開する。老朽化した店内設備の更新などに3千万~4千万円を投じ、近く工事を本格化する。