アテネ国立工科大学の化学工学研究者によって、昨年3月に発表された論文"Analysis of expired air of fasting male monks at Mount Athos"の抜粋。 「我々は、地震の際、瓦礫に閉じこめられた人々を早期に発見する目的のため、呼気を化学的分析することを検討した。被害者たちと同様の医学的状態にある類似モデルとして、我々は断食中の修道僧を採用した。 断食中(開始後63時間)の男性修道僧から得られた呼気を、熱分解/ガスクロマトグラフィー/質量分析法にかけることで、150種類以上の揮発性有機物が検出され、そのうち43種類は検出頻度が常に高かった。もっとも頻度の高い検出物はアセトンで、肺胞内濃度に相関していた。他の物質はフェノール、リモネン、2-ペンタノン、イソプレン、アセトアルデヒドなどであった。 定量的分析によれば、断食修道僧の呼気中アセトンは、一