東京都が行った施策で、ホームレス地域生活移行事業というものがある。都内の大きな都立公園(新宿中央、戸山、上野、代々木、隅田)を皮切りに、中小の区立公園(宮下、紅葉山、隅田川沿い)などに小屋を建てているホームレスを対象に、都が借り上げた民間アパートに月3千円で入ることができるという施策。公園のテント小屋が激減したのは、この施策のためである。ただし、いつまでも月3千円ではなく、原則2年間。それで、経済的にやっていける人が少ないと分かって、1年延長した。(しかし、中小公園は、延長なし、の条件だという話だった。どうなっているのだろう。)。そして、ぼくの公園から事業にのってアパートに入った人たちも、そろそろ全員が3年になろうとしている。 ぼくが、知っている範囲で、アパートを出て路上に暮らしている人は8人になる。もちろん、ぼくの知らないところでアパートを出た人はもっといるだろう。そして、これからも増え
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