より詳細に言えば19世紀末物は流行らないということらしい。実際大友のスチームボーイもポシャっている。 カバネリは見ての通りだ(そもそもスチパンの必然性がない)。 ところが検索すると進撃はスチパンだという意見がちらほら。正直疑問符。 あれに産業革命の匂いなんか微塵もない。ガジェットについて特に蒸気機関の明示はなく、ガスということから石油ガスっぽい。 ラピュタはスチパンかといえば、巧妙に偽装したスチパンだと言い切れなくもない。実際ムスカの一味はイギリスをモデルにしている。 しかしフラップターは航行速度的にいっても蒸気では間に合わないし、飛行石という最終兵器が出てくる時点でスチパン色は薄まっている。 緻密なハードスチパンは確かに存在しないかもしれない。中田春彌『LEVIUS』は結構まじめにスチパンをやろうとはしている。 個人的にはスチパン・ファンタジーという、SF考証を御座なりしなたもののほうが