「重厚なストーリー」、「奥深く戦略的なリアルタイムバトル」。これらは『ディオフィールド クロニクル』のキャッチコピーである。だが実際にプレイすると重厚というにはボリュームもなく、戦記物としての描写も薄く、キャラクター重視のライトな作品だ。戦闘面もキャッチコピーとは異なり、戦略性は低めだがテンポよく遊べるカジュアルなバトルという印象を持った。しかし独特な世界観、新しいシステムのSRPGを創造しようとした試みは評価したい。 『ディオフィールド クロニクル』はスクウェア・エニックスが手掛ける新作シミュレーションRPG。対応ハードはPS5/PS4/Switch/XSX/Xbox One/PC(Steam)で、9月22日に発売された。レビューにあたってはPS5版の難易度ノーマルでプレイを行い、クリアまで25時間ほどであった。 消化不良に感じるシナリオ 本作は「ディオフィールド」と呼ばれる島で「シェイ
![戦略性は低めでシナリオも消化不良が残るが光る部分も多い スクエニの新作シミュレーションRPG『ディオフィールド クロニクル』レビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/58642268145c5c818286e5acda31202c04385d0e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsm.ign.com%2Ft%2Fign_jp%2Fscreenshot%2Fdefault%2F66058bd74642a4649d3f289f5f4ede6f4518c60377ed38be5de6703ace88_ee7q.1200.jpg)