※この記事は、日刊自動車新聞の“インテージ生活者インサイト”コーナーにインテージのシニアリサーチャー山田健介が寄稿した連載を再構成したものです。 2023年11月、4年ぶりに開催された「ジャパンモビリティショー」の総来場者は111万と、日本自動車工業会が目標に掲げた来場者数100万人の目標を達成し、大盛況の中終幕となりました。そんな盛り上がりを見せたモビリティショーですが、輸入車メーカーの出展数が前回2019年と比べて減少し、自動車の日本市場における現状を考えさせられる側面もありました。 ところで、「若者の車離れ」という言葉が叫ばれて久しく、消費者の高齢化は日本の自動車市場における重要な課題として認識されているかと思います。しかし、「車を持たない人」は本当に若者だけなのでしょうか?筆者自身もモビリティショーの現場に足を運びましたが、若いカップルや親子連れの姿を多く見かけました。少なくとも、