収奪的エリートとはだれなのか? ダーロン・アセモグル、ジェームズ・ロビンソン 2012年5月1日 Why Nations Failにおける我々の主張の鍵となるのは、充分なだけの政治的力を持った時、エリートは持続的な経済成長への害となる経済的制度や政策をしばしば支持するというアイデアだ。時には彼らは新しい技術を妨げ、時には社会の他の成員たちがその経済的ポテンシャルを実現するのを妨害する不公正な競争環境を作り出そうとする。そしてまた時には、他者の権利を侵害し、投資やイノベーションのインセンティブを破壊する。 <イタリック<The Economist>>誌のバトンウッド(Buttonwood)コラムが面白い質問をしている:こんにちの西洋経済においてその強欲なエリートとは誰だろうか? バトンウッドは、大きすぎて潰せないのに巨大なリスクを取る銀行家たちと、有権者として、そして時には組合をつかって