立憲、リベラル色後退 赤松氏引退、旧国民合流で 2021年01月03日07時17分 立憲民主党の看板イメージである「リベラル色」が後退しそうな気配だ。党内きってのリベラル派で知られる重鎮の赤松広隆衆院副議長が今期限りで引退することが大きい。保守系が多数を占める旧国民民主党との合流の影響もあり、党の政策の方向性が見えにくくなる可能性もある。 立・共が66選挙区で競合 一本化目指すも調整難航 立憲の母体となった旧立憲民主党は2017年10月、保守色の強い旧希望の党の小池百合子代表から排除された枝野幸男代表や赤松氏を中心に結成された。「リベラル系結集」と称され、原発ゼロや安全保障関連法の廃止などを訴えた。 中でも、リベラル系議員が集う党内最大グループを率いる赤松氏は枝野氏の後見人的存在。党運営への影響力は大きく、昨年9月の旧国民との合流協議の際は「基本政策も党名も譲ってはならない」と枝野氏らにハ