2月17日、日銀が黒田東彦総裁の下、大規模緩和を進めた10年間で日経平均株価は約2.5倍となった。写真はドルと円の紙幣。都内で2013年2月撮影(2023年 ロイター/Shohei Miyano) [東京 17日 ロイター] - 日銀が黒田東彦総裁の下、大規模緩和を進めた10年間で日経平均株価は約2.5倍となった。緩和初期にその最大の要因となった円安も、足元で株高効果は薄れているとの見方が多い。時価ベースで50兆円にのぼる上場投資信託(ETF)の購入も日本株を支えたが、次期日銀総裁にはその「後始末」という課題が重く残る。