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ブックマーク / cigs.canon (2)

  • 日本のコメや牛乳はなぜこんなに高いのか…マスコミが喧伝する「農家は苦しい」を信じてはいけない

    なぜ「牛乳危機」が起きているのか。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「農業保護という観点から、間違った農業政策が進められてきた帰結といえる。農業を守るには、輸入品に高い関税を課すのではなく、EUのように農地保護を支援するべきだ」という――。 卓から牛乳はなくならない 4月某日、あるTV局から私に、「卓から牛乳がなくなる」という番組を作りたいとして、取材協力の依頼があった。私に「廃業が進み地産地消の牛乳が卓から消える可能性がある」というコメントを期待していた。 酪農や牛乳・乳製品についての知識がなく、思い付きで結論ありきの番組製作をしようとしていることは明らかだった。また、取材を申し込んでいるのに、酪農について私が書いていることを読んでいないことも明白だった。 地域の酪農家が離農しても、生乳は他の地域から移送されてくるので、牛乳の供給を心配することはない。大分の牛乳も岩手

    日本のコメや牛乳はなぜこんなに高いのか…マスコミが喧伝する「農家は苦しい」を信じてはいけない
  • 「税金9兆円を投じても農産物生産量は減少」日本の食料自給率がまったく上がらない根本原因

    料自給率は4割を切っており、政府は20年以上も自給率向上を掲げている。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「料自給率は、農業予算を増額するために農林水産省が作ったプロパガンダだ。政府は料自給率向上を掲げて巨額の税金を投じ、国民は高い農産物価格を負担してきたが、その政策で潤っているのはJA農協で国民の料安全保障は脅かされている」という――。 ※稿は、山下一仁『日が飢える! 世界料危機の真実』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。 糧安全保障は誰のためのものなのか 料は生命身体の維持に不可欠であり、国民生活の基礎的物資である。料安全保障はエネルギーの安全保障と対比されることが多い。しかし、石油や電気がなくても江戸時代の生活に戻ることは可能であるが、料がなくては江戸時代の生活にさえ戻ることはできない。 問題は、料自給率の向上、料安全保障の主張は、誰

    「税金9兆円を投じても農産物生産量は減少」日本の食料自給率がまったく上がらない根本原因
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