高い生産性や品質を実現するためには、スキルや能力もさることながら、本人の仕事に対する気持ちも非常に大きな影響がある。 だからといって「やる気を出せ」と指示をして出るのなら苦労はない。むしろ誰かに言われてやるよりも、自分の意思で取り組んだ方が高い成果を出すことができる。 では、どうすればいいのか。本稿では「やる気」を引き出すために組織をマネジメントする上で何ができるのか、考えてみた。 楽しく没頭できた仕事に共通するものは何か 私は、学生時代からプログラミングをしてきた。学生時代にやっていたプログラミングと言えば、仲間たちと一緒に企画を考えて、それをプログラムとして作成することだ。 そして、完成したものをインターネットを通じてユーザに届けて、反応をもらって一喜一憂していた。それが最高に楽しかった。あの当時、誰かに指示されたわけでもないのに、いくらでもプログラミングに没頭していたことを覚えている