【第5回】はこちらをご覧ください。 「分かりやすい構造」と「分かりやすい表現」 わたしたちの文章は、単に「分かりやすい文章」「分かりにくい文章」と評価されることが多いです。ですが、ひとくちに「分かりやすい」「分かりにくい」と分類されても、「何が『分かりやすい/分かりにくい』のか?」「どのポイントを改善すべきなのか?」は分かりません。 文章力を身につけるためには、その前にまず、自分の文章の問題点および改善点を明らかにしておかなければいけません。 結論からいいますと、「分かりやすい」には2種類の要素が混在しています。2つの要素がそろってはじめて「分かりやすい文章」になるのです。 同時に、その2つの要素を区別なく考えていると、的確な「対策」ができなくなります。「分かりやすくしよう」とがんばっても、なかなか成果が出なくなります。ですから、まず「分かりにくい文章」は何が分かりにくいのかを、要素別に分
安倍政権が公的年金の積立金約130兆円の半分をリスクの高い株式市場に投じようとしている。 運用を担当するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の現在の基本ポートフォリオ(資産構成)は国債60%、日本株12%、外国債11%、外国株12%。それを日本株25%、外国株25%にまで高め、国債を35%まで下げることを10月31日にGPIFが発表した。 しかも日本株の許容範囲は±9%、外国株±8%であり、最大で67%までの株式運用が可能となる。金額にして50%は65兆円、67%だと87兆円を株式に注ぎ込もうというのである。 だが、積立金の中身は老後に支給される基礎年金と2階部分の報酬比例年金であり、いうまでもなく会社と従業員が拠出する年金保険料が財源になっている。余裕資金どころか、損失が発生したら将来世代の年金カットにつながりかねない大事なお金であり、しかも株式比率は分散投資の域を超えている。 法
11月7日、麻生太郎財務相は、閣議後の会見で消費税再増税について、予定通り上げたほうがいい、と述べた。10月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung Hoon) [東京 7日 ロイター] - 麻生太郎財務相は7日、閣議後の会見で、2015年10月に予定される消費税率10%への引き上げについて、予定通り上げたほうが良いとの認識を示した。最終判断の焦点となる景気情勢について、7月、8月が天候要因で下振れしたが、9月、10月、11月と経済指標は間違いなく上がっていると指摘。 財務相として初めて、引き上げの是非について明言した。 政府・与党内でも慎重論が広がる再増税について、麻生財務相は、最終判断の焦点の7─9月期の経済情勢は天候要因で7月、8月は下振れしたことは間違いないとしながらも、「9月、10月、11月と数字は間違いなく上がっている」と指摘。さらに「来年度の景気が今年より悪くなるとみる
秋の叙勲受章のためだろうか、先日、米ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授が来日し、各所で講演やシンポジウムに出席していた。その一つに一般人の聴講もできるものがあり、応募しみたら当選したので聞きに行った。いろいろ思うことはあったがブログに書くまでもないかなと思っていたが、少し書いておこう。 ジョセフ・ナイ(Joseph Samuel Nye, Jr)は、著名な米国の国際政治学者で、国際関係に関心を持つ人なら知らない人はいないだろう。現在での影響力についてはよくわからないが、今でも国際政治学では代表者の10人、あるいは5人には入るのではないか。 ただ77才というお年なのでそこはどうかと思っていたが、お目にかかると血色もよく、言葉も明晰で(美しい英語だった)むしろ驚く程だった。来春に新刊本を出すということで、講演はその概要ということだったが、書籍のプロモーションというほどのことはなかった。ちなみに
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