最高裁に上告するか断念か-。オウム真理教による平成7年の東京都庁郵便物爆発事件で、殺人未遂幇助(ほうじょ)罪に問われた菊地直子元信者(43)に無罪を言い渡した東京高裁判決への対応をめぐり、法務・検察当局が苦慮している。上告は原則として憲法違反や判例違反がある場合に限られているため、「ハードルは高い」(法務省幹部)。ただ、論理や経験則に反する認定をした判例違反だとして「最高裁の判断を仰ぐべきだ」(検察幹部)との声も根強い。東京高検は週明けにも最高検と協議し、最終判断する。(大竹直樹、今仲信博) 「時間が味方した」 「新たな証拠もなしに裁判員が出した結論をあっさりと覆した。判決は国民の感覚からも乖離(かいり)している」。無罪判決の直後、検察幹部の一人はこう憤った。 自身が運んだ薬品から爆薬などの危険物が製造され、テロ行為に使われるという認識が菊地元信者にあったかどうかが裁判の争点だった。 菊地
中東の民主化運動いわゆる「アラブの春」以降混迷が続くリビアで、それぞれ別の政府を立ち上げていた2つの勢力が統一政府を作ることで合意し、1年以上にわたった分裂状態を解消させ、国の安定に向けた一歩とすることができるのか注目されます。 それによりますと双方5人ずつのメンバーで構成される委員会を設置し、首相の選出などを行い統一政府を2週間以内に発足させ、2年以内に議会選挙を実施するなどとしており、これらの合意事項については今後、双方の正式な承認が必要だとしています。 記者会見で世俗派勢力の代表は「リビア人が長く待ち望んだ歴史的な瞬間だ」と述べました。リビアを巡っては2011年に起きた民主化運動いわゆる「アラブの春」以降、武装勢力が各地で乱立し過激派組織IS=イスラミックステートも一部の都市で勢力を伸ばしており今回の合意を国の安定に向けた一歩とすることができるのか注目されます。
夫婦別姓を認めない民法の規定が憲法に違反するかどうかについて、最高裁判所大法廷は来週、判決を言い渡します。NHKが行った世論調査では「夫婦は同じ名字を名乗るべきだ」という答えが50%、「同じ名字か別の名字か選べるようにするべきだ」が46%で賛否が大きく分かれていることが分かりました。 今の法律では、結婚した夫婦は同じ名字を名乗らなければなりませんが、同じ名字にするか、別々の名字にするか選べるようにするべきだという意見もあります。 これについて聞いたところ「夫婦は同じ名字を名乗るべきだ」と答えた人が50%、「同じ名字か別の名字か選べるようにするべきだ」と答えた人が46%で、大きく2つに分かれています。 年代別では、20代から50代までは「選べるようにするべきだ」という回答がいずれも6割を超えていますが、60代はほぼ同じ割合で、70代以上になると逆に「同じ名字を名乗るべきだ」という回答が70%
イラクにおけるトルコ兵の問題 2015年12月06日 17:56 トルコイラク モースル近くでペッシュメルガの訓練をしているトルコ兵士の問題については、昨日だったか書いたところですが、その後も本件を巡る話は、どうも不思議な話で、何やら裏にありそうですが、何があるのかよく判りません。 判らないままに、その後の動きを書いておきます ・イラク外務省は、トルコ大使を招致し、口上書を手渡して、抗議するとともに、それら兵士の即時撤退を要求した。 外務省報道官は、中央政府の承知しない外国軍隊の存在はイラクの主権の侵害になると強調した由。 ・これに対して、トルコ首相は5日、モースル近くの訓練基地の存在は新しいものではなく、イラク兵(ペッシュメルガと地元民のことか?)の訓練は、ニノワ県(モースルのある県)知事の要請に基づき、イラク国防省と連絡しつつ行われてきたと語った由。 同首相はさらに、トルコはISとの戦
イスラム国との戦いは、フセイン体制の亡霊との戦いでもある(2003年12月、体制崩壊後、米軍に発見され拘束されたサダム・フセイン元イラク大統領) Handout CRB- REUTERS パリ同時多発テロの後、国連の安全保障理事会は過激派組織「イスラム国(IS)」による一連のテロを非難し、ISとの戦いのために「あらゆる必要な手段を取る」ことを求める決議を全会一致で可決した。しかし、ISとの戦いについて、どうもイメージがわかない。ISとはどのような組織なのか。国際社会は何と戦っているのだろうか。国連決議ではISの支配地域の根絶も求めているが、それが簡単にはいかないことは、2014年9月から米国が主導する有志連合による空爆が始まって1年以上を経て次第に明らかになってきている。 中東や欧米からくる若者3万人を合わせて10万人以上いるとされる戦闘員を擁し、シリアとイラクにまたがる25万平方キロメー
フランスで同時テロ事件のあと初めて行われた全国一斉の州議会議員選挙は日本時間の7日朝早くから開票が始まり、フランスの公共放送は、出口調査の結果として移民の排斥などを掲げる極右政党が6つの州でトップになり、全体の予想得票率も最も高くなっていると伝えています。 特に、ルペン党首がみずからの名前を比例代表の候補者名簿の1位に載せている北部の州や、ルペン党首のめいが名簿の1位に名前を載せている南部の州では国民戦線の予想得票率が40%を超えていて、全体でも27.2%と最も高くなっています。 今回の選挙は2017年に行われる大統領選挙の前哨戦とも位置づけられ、与党・社会党が低迷するなか、国民戦線が初めて州レベルで第1党になるかどうかが焦点です。ただ今回の投票で各政党が議席を得るには、いずれかの政党が過半数の票に達することが必要で、この条件を満たせない場合10%以上得票した政党による決選投票が今月13日
先月、徳島県阿南市の少年野球チームの男子児童5人が、監督の40代の男性に練習でミスをした罰として小学校のグラウンドを全裸で走らされていたことが分かりました。男性は保護者らに謝罪して監督を辞任したということです。 小学校を通じて報告を受けた阿南市教育委員会は「今後、市内のスポーツ団体と連携して再発防止を図るとともに、練習に参加した児童の心のケアにも当たりたい」と話しています。
介護が必要な高齢者が増え続けるなか、法律で義務づけられた届け出を行わないまま空き家などに高齢者を入居させ介護などのサービスを提供する、いわゆる「無届け介護ハウス」が全国で少なくとも1900件余りに上ることが、NHKの取材で分かりました。専門家は「行政の指導が行き届かず、高齢者の安全が脅かされるおそれがあり、実態の把握を急ぐべきだ」と指摘しています。 NHKは、有料老人ホームに当たるのに届け出を行っていない施設を「無届け介護ハウス」と呼び、その実態について、介護の相談窓口がある全国の県庁所在地と政令指定都市の地域包括支援センターにアンケート調査を行うなどして独自に調べました。その結果、無届けの施設の数は少なくとも全国で1941件に上り、空き家や使われなくなった社員寮、それに学校などで高齢者を受け入れていました。 アンケートの中で「無届け介護ハウス」が必要だと思うか尋ねたところ、「必要」「どち
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