【ベルリン=宮下日出男】スペインで26日、上下院再選挙の投票が始まった。スペインでは昨年12月の総選挙後、主要政党による新政権樹立が失敗しており、再選挙で閉塞状態を打開できるかが焦点。反財政緊縮策を掲げる欧州連合(EU)懐疑派の新興政党、ポデモスはいっそうの勢力拡大が見込まれている。 即日開票され、26日深夜(日本時間27日朝)にも大勢が判明する見通し。 世論調査では、ラホイ首相率いる与党で中道右派の国民党が首位を保つ一方、ポデモスが共産系小党と立ち上げた「ポデモス連合」が、穏健左派、社会労働党を抑え、第2勢力に躍進するとの見方が強まっている。 前回選では2大政党の国民党と社労党のほか、ポデモスと中道政党のシウダダノスの新興2政党が躍進。4分した状態から組閣交渉は難航した。再選挙によって膠着(こうちゃく)状態が解消できるかは見通せない。 英国のEU離脱問題も影を落とす。EU懐疑派の伸長が予
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